事務職から30歳で研究者に転身“海洋研のあまちゃん”

投稿日: 2013年05月17日 07:00 JST

NHKの人気連ドラ『あまちゃん』のヒロインは、海に潜ってウニを獲る。海洋機構の女性は、より深く潜り、より広く海を巡り、調査する。千葉早苗さん(51)は、主に海洋プランクトンを研究する“海洋研のあまちゃん”だ。

 

「実は私、海洋研に事務員として就職したんです」という、事務員から研究者に転身した異色の経歴の持ち主。異色といえば、横浜研究所の整然としたオフィスで、全身をパンクファッションに包んだいでたちもやはり目立つ。

 

「昔から音楽好きの派手好きで、この格好に落ち着いたのは10年ぐらい前かな」

 

神奈川県の逗子生まれ。子供のときから「博士になりたい」と思っていた。地元の外語短大を出て海洋機構に入る。最初の配属先は総務課。その後、国際関係担当の部署へ異動となったが、やがて安穏とした日々に疑問を抱く。

 

「当時は総合職なんてないので、女の人はいつまでたっても、男性の補助的な仕事。10年先もこのままでいたくないぞ、と思うようになって……。辞めると決めたときは、いつか研究者になって、海洋機構に戻ってやると、ひそかに胸に誓いました」

 

子供のころの夢「博士になりたい」を再び思い出し、30歳で安定した生活を捨て、アメリカの大学へ留学。27歳で職場結婚していたが、夫は快く彼女を送り出した。2年後に帰国し、東京海洋大学の大学院のプランクトン研究室へ。さらなる転機は37歳。古巣の海洋機構で研究者を募集しているという。千葉さんは迷わずに応募し、合格した。

 

「最初はね、タンカ切って辞めてたから『やったぜ』って気持ちはありましたよ」

 

そう言って笑ったが、無事に復職できて安心したというのが本音のようだ。現在は、プランクトンの観測データを収集・解析している。

 

「過去50年の世界中のデータを解析し、海洋生態系がどう変わってきたか、それが気候変化とどう関係があるのかを調べています。簡単に言うと、探偵の仕事。バラバラにある状況証拠を拾ってきて、ジグソーパズルを埋める作業」

 

当然、24時間態勢で、船に乗るときは派手なファッションや化粧はお預け。

 

「日焼け止めだけです。手に化粧品がついていると分析もできませんから。それで女を捨てたわけでもない。船上ではヘルメットに安全靴、ライフジャケットですが、むしろ船を下りたらオシャレしようと思いますから(笑)」

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