年始から熱心に…アントラーズ小笠原が被災地に通う理由

投稿日: 2016年01月23日 06:00 JST

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年明け間もない1月10日、福島県の南相馬市スポーツセンターに集まった約120人の子供たちの目は輝いていた。開催されたのは、東北出身のプロサッカー選手で結成された東日本大震災復興支援団体「東北人魂を持つJ選手の会」が主催するサッカー教室。

 

「同じ(Jリーグの)舞台で戦えることを期待しています!」と開会式で子供たちに伝えた小笠原満男選手(36)。岩手県盛岡市出身で大船渡高校卒業後に鹿島アントラーズに加入。日本代表としても活躍し、現在はアントラーズのキャプテンを務める。

 

そんなプロ選手と一緒にサッカーができるということで、小学生から高校生までが、シュートやドリブルなど熱心に指導を受けた。’11年5月に同団体が設立されてから南相馬市でサッカー教室を行うのは初めて。

 

「南相馬はほかの被災地と違って原発事故の影響があり、なかなか人が来てくれないという話を聞いて。“そういう場所に行こう”ということになり、この地を選びました」(小笠原選手・以下同)

 

これまでもJリーグ公式戦への招待活動、チャリティオークションの開催など、支援に力を注いできた小笠原選手。この日が今年の“復興支援活動初め”と思いきや……。1月3日には大船渡市の高校生への講演会、6日に秋田県でサッカー教室、9日にも大船渡市で講演。1カ月ほどの短いオフの間にできる限り、といわんばかりに積極的に活動する。

 

「今日のサッカー教室も『楽しかった』で終わるのではなく『こういう選手になりたい!』と感じてもらえるように子供たちと接しました」

 

震災の悲しみに負けず“サッカー選手になりたい”という夢を持つ東北の子供たちが少しでも増えてほしいという強い思いが、小笠原選手を動かす。

 

「(震災から)5年になりますが、だんだん人々の記憶から東日本大震災が薄れていく中で(活動を)続けていくことの大切さをすごく感じています」

 

現地へ継続的に足を運んでいると、復興はまだまだだと感じるという。

 

「仮設住宅から学校に通う子や、家族を失って悲しみを抱えながら頑張っている子もいる。子供たちの傷が少しでも癒えてほしい。今後もできるだけいろいろな場所に行って、自分たちの目で見て感じながら子供たちと一緒にサッカーをしていきたいです」

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