闇カジノ店長が語る「バトミントン」田児賢一の勝負師ぶり

投稿日: 2016年04月12日 06:00 JST

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「申し訳ない気持ちでいっぱいです」

8日の記者会見。リオ五輪の出場が絶望的となった桃田賢斗選手(21)が声を詰まらせると、ロンドン五輪代表だった田児賢一選手(26)は号泣しながらこう訴えた。

 

「桃田にもう一度チャンスを与えてやってください」

 

新旧バドミントン王者による“闇カジノ賭博”騒動はNTT東日本のOB2人に加え、部員6人の賭博行為へと拡大した。いずれも年長の田児選手が後輩たちを賭博に巻き込んだものだった。

 

「彼は最初から“初心者”には見えなかった」

 

こう明かすのは、田児選手が通った闇カジノの元店長(46)である。JR錦糸町駅前の繁華街から少し離れた一角にフィリピンパブや韓国クラブが入る雑居ビルが軒を連ねる。その雑居ビルに闇カジノ店が開店したのは2014年10月。

 

田児選手が店に現われたのは、その年の12月だった。

 

「今回の会見で『たまたま飲みに行った帰りに勧誘されたのがきっかけ』と言っていたが、警察の目があるのに『闇カジノ』に勧誘なんかしない。田児のほうから『遊べるところはないか?』

とキャッチを介して聞いてきたんだよ」

 

闇カジノ店は24時間営業だった。田児選手は一日に複数回来店していた。

 

「当初は夜、キャバクラなどでの飲み会の流れで来ていた。根っからバクチ好きとみえて、やがていきなり朝来たり、昼に練習が終わってから来て、ちょっとやって帰って、夜また来たり。週に2、3回来ることもあった」

 

バカラ専門のその店には、3台のバカラ台があった。「バンカー(親役)」と「プレイヤー(子役)」のディーラーにトランプを使った勝負をさせ、どちらが勝つかに賭けるのがルールだ。

 

「客は現金でチップを購入する。チップには1000円、1万円、10万円があるが、田児は10万円のチップを積み上げていることが多かった。勝つときも負けるときも100万円単位も珍しくないし、一日で300万円くらい儲けることもあった。反対に、桃田はおとなしくて、数万円単位の賭け方だったよ」

 

元店長が印象に残っているのは、田児選手の“勝負師”ぶりだった。

 

「賭けるときはポーカーフェイス。勝負時となったら、1万円ずつ張っていたのを一気に10万円張る。そういう張り方ができる客はなかなかいない。そして、勝っても当たり前という顔をしている。いかにも勝負師だった」

 

大金を惜しげもなくつぎ込む田児選手は、店ではVIP扱いだった。

 

「VIPには寿司を出前で取るサービスがあった。店内での酒や食事はタダだし、タクシー代も店が持った。田児はうちでは500万円以上、桃田も100万円近くは負けているはずだ。おかげでうちは、月の利益がピークで3000万円にもなったけどね」

 

この闇カジノ店は昨年3月、警視庁の摘発を受けて閉店している。

 

「警察が入ったのは夜の11時半か12時ごろ。じつはその数時間前に田児が来ていた。警察が来たときに彼がいれば、現行犯逮捕されていただろう」

 

(週刊FLASH 2016年4月26日号)

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