「突破確率0%」W杯アジア最終予選「疑惑の笛」との終わらぬ戦い

投稿日: 2016年09月07日 06:00 JST

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(浅野の幻の得点にはピッチを出て猛抗議したハリル)

「心の底からがっかりしている」

 

1日、ホームで格下UAEにまさかの逆転負けを喫したバヒド・ハリルホジッチ監督(64)率いる日本代表。試合後の会見場では、ふだん言葉をまくしたてる指揮官が、マイクを使っても小声に聞こえるほど憔悴しきっていた。

 

敗因は複数あるが、不可解な判定に終始したカタール人のアルジャシム主審の笛もそのひとつ。

 

53分、エリア内で大島僚太(23)がボールを奪いにいくと、ハマディ(28)が転倒。大袈裟だったにもかかわらず、主審はPKスポットを指差した。逆に68分には、エリア内で宇佐美貴史(24)が倒されたが、笛は鳴らず。

 

極めつきは77分。混戦から浅野拓磨(21)が押し込んだボールは、ゴールラインを割っていたが、得点は認められなかった。

 

だがミスジャッジについて、ハリルホジッチ監督の怒りの矛先は、主審ではなく日本サッカー協会に向けられた。

 

「誰が笛を吹くのか把握してほしいと、(協会に)要求していたが、関係者は誰も把握していない体たらくだった」

 

初戦に向けて日本は、メンバー全員が揃ったのは試合2日前。しかも、主力のほとんどが欧州組のため、コンディションに問題があった。

 

準備期間が短いからこそ、指揮官はUAEの試合を十数試合観て、「チームの戦術、どの選手が起用されるかもわかっていた」と、分析を徹底した。

 

さらに、主審が誰かを事前に把握できていたなら、「笛の吹き方の傾向」などを分析できたと、怒り心頭だったのだ。

 

「以前、協会では平田竹男専務理事(当時)が審判の分析等を担当。元通産官僚だった中東人脈を生かし、最終予選での主審候補を数人に絞り込み、さらに事前の親善試合に呼んで、笛の傾向を選手に経験させた。

 

だが、彼が2006年に退任して以降、後任を作らなかった。そこには、『もう日本はアジア予選なら、そこまでやる必要はない』との驕りがあった」(サッカーライター)

 

「中東の笛」の洗礼を受けた日本だが、今後も主審との戦いは続くという。

 

「経験、実力的には豪州の主審が最適だが、日本と同グループのため実現は不可能。ならば、A組の韓国や中国はというと、反日感情が強いため不安が残る。中央アジアのウズベキスタンはレベルが低い。結局、今後も中東相手でも、隣国の中東出身者が主審を務める可能性が高い。ホームでこの不可解な判定ならば、アウェーではもっと露骨な判定が予想される」(協会関係者)

 

ホーム&アウェー方式になってから、予選の初戦敗退国は、本大会出場ゼロ。リオ五輪の久保裕也の招集失敗でミソをつけた協会に、またしても足を引っ張られた日本代表。いきなり崖っぷちである。

(週刊FLASH 2016年9月20日号)

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