医療界のご意見番が選ぶ“神の手”女性外科医

投稿日: 2013年11月07日 07:00 JST

大学病院に医師派遣会社からやってきた外科医・大門未知子(米倉涼子)が次々と困難な手術を成功させていく『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系・木曜21時〜)。10月から始まった第2シリーズは、この秋の連続ドラマで唯一平均視聴率が20%超えの大ヒットとなっている。第2回(10月24日放送)では、再発し腹膜まで転移した大腸がんを腹膜ごと取り去るという離れ業。まさに神の手ドクターだ。

 

「ドラマはどうしても見栄えのいいシーンだけをクローズアップしてしまいがち。成功率5%の手術にトライして成功させるのだけが本当の“神の手外科医”ではありません」

 

こう話すのは神経内科医で作家の米山公啓さん。では米山さんが注目する“神の手女性外科医”とはどんな存在なのか?

 

「つい20年ほど前まで、外科に進む医学部の女性はほとんどいませんでした。24時間、男女の差なく働く過酷な労働条件、また教授自らが『外科医は男の仕事』という偏見が多く、それが大きな障壁となっていたのです。今回、紹介する6人の女性はそんな困難な環境にありながら使命感をもって外科医となり、第一線で活躍している。その技術は確かです」

 

ということで、医療界のご意見番・米山さんが、えりすぐりのリアルスーパー女性外科医6人を紹介。

 

「日本で世界に通用する女性脳外科医といえばこの人が最右翼」というのが、藤田保健衛生大学脳神経外科教授の加藤庸子先生(60)。とくに脳動脈瘤の手術数は約1,800例。これは女性として世界一の数だ。加藤先生が得意とするのは検査で脳に見つかった動脈瘤が破裂する前に開頭して血管と瘤の間を金属のクリップで止血してしまう手術。

 

「まだ破裂していない動脈瘤のために開頭して手術するのだから、100%の成功が望まれ、極めて技術の正確さが問われる。それを30年以上続けているのは本当にすごい」(米山さん・以下同)

 

東京大学消化管外科学准教授・野村幸世先生(50)は胃がんのスペシャリストだが、米山さんが着目するのは患者とのコミュニケーション力だ。

 

「医師には何百人もいる患者の一人でも、患者にとっては自分の命を救ってくれる唯一の存在。医師と患者にはそこにどうしても温度差が生じがち。野村先生は患者のようすから症状を把握したり、本当に手術を望んでいるのかをくみとったりするのがとてもお上手。これは女性外科医ならではの能力だと思います」

 

つぎに米山さんが女性外科医が活躍しやすい分野としてあげるのが乳がん専門医。その先駆けの一人が、三重大学病院乳腺センター・センター長の小川朋子先生(49)。長らく三重県唯一の乳がん専門医として活躍。現在も年間300例の手術に関わる。

 

「女性には和を重んじ、スタッフを引っ張るタイプが多い。長としてチームをまとめる力に優れているんです。また小川先生は乳がん専門医になる前に消化器外科で、どんな状況でも動じない胆力を身につけているのも強み」

 

湘南記念病院かまくら乳がんセンター・センター長の土井卓子先生(55)は、横浜市立大医学部卒業後、乳がん治療一筋。いまも年間300例の手術をこなしている。

 

「乳房は女性にとってかけがえのないもの。それだけにいかに目立たない場所にメスを入れ、どれだけ丁寧に縫い合わせるかといった技量が望まれる。もともと女性のほうが小さいころから手先を使う遊び事が多いなど、器用」

 

これまで大学、クリニック合わせ2,000例以上の乳房再建をおこなってきた福岡市のYanaga Clinic院長の矢永博子先生(59)。現在も年間150例ほどの手術をおこなっている。これは西日本一の数字だ。

 

「もう20年以上前になりますが、聖マリアンナ大形成外科の酒井成身先生(現・国際医療福祉大教授)は当時から縫い痕が美しいことで評判でした。そのまな弟子で使命感をもって、乳房再建に取り組んでいるのが矢永先生です」

 

小児外科は、患者である小児の母親の気持ちとも向き合うことが必要。東京・広尾の日本赤十字社医療センター小児外科副部長の中原さおり先生(50)は、男の子2人の母親として子育て経験をもつ女性医師の一人。

 

「新生児の腸閉塞等の手術が得意。前出の東大病院の野村先生もそうですが、子育てと仕事を見事に両立させているのに感服します」

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