韓流ドラマ「ヒットの条件⑩」 (平成19年 12/4 2331号)

投稿日: 2008年03月13日 00:00 JST

今年はソン・イルグク(36)主演の『朱蒙』が平均視聴率40%を超えるなど、いまだにドラマ人気が根強い韓国。「韓国人は、基本的に話の展開が速く、単純明快かつ、喜怒哀楽の人間模様に溢れたストーリーを好みます。日本人の感覚だと、少しオーバーに感じるような感情表現なども、今の韓流ドラマには欠かせない要素のひとつですね」と韓国の民放局プロデューサー。日本では『サスペンス2時間ドラマでは最後がなぜか崖の場面』などの“欠かせない”定番があるように、今週の『韓ナビ!』は近年、ヒットした韓流ドラマに頻出した“お約束”演出シーンを大公開! 制作側スタッフたちの証言を集めてみました。

①精神的に追い詰められた男性主人公は、運転中、必ず派手な“Uターン”を決める
このシーンは、平均視聴率37.4%を記録した、ヒョンビン(25)の『私の名前はキム・サムスン』や、アン・ジェウク(36)主演の『ミスターグッバイ』をはじめ、数多くの人気ドラマに登場。ドラマのなかで、ヒョンビンは「恋人を取り戻す」ために、そしてジェウクは、「愛する人を思い出して」、大通りで大胆な“Uターン”を披露! ドラマでなければ、大事故間違いなしの危険運転だが、「こうしたシーンは、主人公の動揺ぶりを、映像で明快に見せるための技法として多用されていますね」(前出のプロデューサー)
②怒った女性主人公は、なぜか“ビビンバ”を勢いよくかき混ぜて、豪快に食べる
こちらは同じく『私の名前はキム・サムスン』に登場。災難続きのサムスン(キム・ソナ・32)が「人生なんとかなるさ!」と豪快にビビンバをかき込むシーンは有名だ。「これは、韓国女性のストレス解消法のひとつなんです。唐辛子のカプサイシン効果が気分を爽快にさせるようで、ビビンバの代わりに、大根キムチに丸ごとかぶりつく、といったシーンもよく見られます」(韓流ドラマ関係者)
③韓流ドラマには、嬉しいときも悲しいときもカップルが“インスタントラーメン”を食べるシーンが登場する
韓流ドラマファンなら、チェ・ジウ(32)とクォン・サンウ(31)の『天国の階段』でラーメンを一緒にすするシーンがまず頭に思い浮かぶはず。最近でもキム・ジェウォン(26)とキム・ハヌル(29)の共演で日本でも人気となった『ロマンス』でファーストキスを目前に緊張する2人が、仲よく即席めんを完食。「韓国は世界有数のインスタントラーメン消費国。一般的な韓国人の生活を描くのにパスタでは違和感がありますし、喜怒哀楽を率直に表現する際は、ズルズルと音を立てて食べるラーメンが最適なんですよ」(韓国のスポーツ紙記者)ソ・ジソブ(30)の『ごめん、愛してる』では、ジソブが、死を間近に控える母が作ったラーメンを食べるシーンが登場。視聴者の涙を誘った。
④辛いときには、屋台で焼酎を飲み泥酔する
お馴染みのこのシーンも、韓国庶民の日常にある光景を巧みに表現しているという。
⑤リッチな男性主人公は『大財閥の御曹司』か『大スター』という設定が定番。女性は『ご令嬢』が定番である。
『バリでの出来事』では、チョ・インソン(26)が、また『火の鳥』では、“神話”のエリック(28)が、御曹司役として登場。『星に願いを』では、アン・ジェウクが人気歌手の役を演じたが、そうした“大金持ち”の男性主人公は、
⑥彼女を高級ブティックに連れていくのが大好き
だそうで、『星に願いを』でも、ジェウクが貧しい家庭で育った彼女を、無理やりブティックに連れていき、自分の気のすむまで試着を繰り返させるシーンが登場している。
⑦悲しみに暮れる男性主人公は、必ずシャワーを頭から浴び、同時に、鍛え抜かれた肉体を惜しみなく披露する
この表現手法が一般的になったのは『天国の階段』から。クォン・サンウのシャワーシーンが公開された直後には、“モムチャン(ナイスバディ)”という流行語が生まれ、以後、「男性俳優の多くがシャワーシーンに挑むようになった」といわれている。「人気俳優の“露出”シーンは、視聴者の興味を惹きつけるために、ドラマ前半に設定することが多いですね(笑)」(前出・プロデューサー)
⑧恋人同士の抱擁シーンでは、2人の周囲をカメラがグルグル回りながら撮影する
イ・ビョンホン(37)主演の名作『オールイン』では、「二度と君を一人にしない!」と誓ったビョンホンが、ソン・ヘギョ(25)と唇を重ねた、まさにそのとき! カメラがグルグルと回りだして……。「いや、特に意味はないのですが、カメラを回さないと、韓国人の多くは物足りなさを感じるようなんですよ」と制作関係者。最近では、
⑨同性愛など“タブー”を描いたドラマはヒットする
といわれており、タブーな愛の“名手”として、若手俳優のコン・ユ(28)が抜擢され脚光を浴びるようになった。「彼は、『乾パン先生とこんぺいとう』で、教師と男子高校生の恋愛を、また『ある素敵な日』では、異母妹との“近親愛”にチャレンジしました。そして、今年放映の『コーヒープリンス1号店』では、人間味溢れる演技で、“同性愛”をテーマとした役を見事に演じきり、27.1%という最高視聴率獲得に、大きく貢献しました」(韓国紙記者)そして、長~い韓流ドラマを印象づけるためには、愛着の持てるタイトル決めも重要。
⑩タイトルに主人公の名前を入れると大ヒットする
「ご存じイ・ヨンエの『チャングム』や『キム・サムスン』、そして今年の『朱蒙』。『太王四神記』も“広開土大王”が主役ですから、この定説に倣っているといえます」と制作関係者。役者はもちろん制作側の工夫をこらした数々の演出も、韓流ドラマの感動を呼んでいるようだ。

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