『セカチュー』から『白い巨塔』まで日韓リメーク作HITの法則5

投稿日: 2008年10月07日 00:00 JST

「韓国のドラマや映画は、日本をはじめアジア圏で人気がある一方、マンネリ状態が続いていました。何か新しい素材が必要だったのです。
 その答えのひとつが、しっかりした原作を持ち、バラエティに富んだ日本の作品をリメークすることでした
 と分析するのは、韓国の芸能記者ホ・ユソン氏
 韓国では悲恋モノ、家族モノ、歴史モノが定番で人気だが、その状況は変わりつつあるという。
「'03年末、日本ドラマが韓国で解禁になって、ケーブル局で放映されるようになりました。
 ただ、字幕や吹き替えには限界があるようです。その点、リメークは言葉や環境などすべてが自国のものなので、より共感しやすいんです」(前出・ホ氏)
 マンネリや言葉の壁を打破したのがリメーク作だった。
 '03年、最高視聴率34・2%を記録した松嶋菜々子主演の『やまとなでしこ』は、『窈窕淑女』に生まれ変わった。
 続いて、'05年には『星の金貨』が『春の日』としてリメークされ、高視聴率を獲得

「『春の日』は、原作の核心を残しつつ、韓国流の感情表現で演出がなされました。関係者以外の一般視聴者は、リメークだとは知らなかったほど、韓国ドラマとして昇華された作品です」(同・ホ氏)
 日本作のリメークは、韓国では今や定番となっているようだ。そこで今週の韓ナビ! では、日韓リメーク作のHITのルールに迫ってみた!
「大きく分けて、典型的な感涙モノのラブストーリーと、韓国にはない“新しい設定”がポイントだと思います」
 と語るのは、韓流ライターの高橋尚子さん。
 詳しく分析すると①悲恋②漫画原作③職業④ジャニーズ人気⑤タブーに挑戦-の5パターンに分類できるという。
 まずは①の悲恋を代表する作品といえば、日本でも興行収入30億円の大ヒットとなった映画『私の頭の中の消しゴム』。原作は永作博美主演の『Pure Soul~君が僕を忘れても~』。

「“難病”系は、韓ドラの定番設定で、視聴者が最も好むジャンルのひとつです。
『~消しゴム』は国民的俳優チョン・ウソンにとって久々の主演作。キャスティングも興行成績を後押ししました。イェジンにとっても出世作になりましたね」(同・高橋さん)
 名作『セカチュー』こと『世界の中心で、愛をさけぶ』も韓国で『僕の、世界の中心は、君だ。』として、テヒョン&ヘギョが迫真の演技を見せ、韓国の人々の涙を誘った。
 2点目のHITの法則は漫画原作
「日本の漫画は、'80年代から急速に愛読者からの支持を得ています」(前出・ホ氏)
今秋、同じく漫画原作で滝沢秀明さんが主演した『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』も、チュ・ジフン(26)主演で映画化される予定なんです」(前出・高橋さん)
『花より男子』も台湾版に続いて、今年、韓国でもドラマ化される予定だ。
キャスティングは不明ですが、KBSで放映されると聞いています」(同・高橋さん)
『食客』『宮』『オールドボーイ』などは、日本での実写化はないが、漫画原作で大ヒットした。『神の雫』もヨン様主演でドラマ化される。今後も、日本漫画は目が離せない。
 ③の職業がメインテーマとなった作品は、韓国ではほぼ皆無だった。
「韓国では職場を設定にしても、テーマは恋愛や家族になっているんです」(前出・高橋さん)
 そんな状況で、職業ドラマのパイオニアとなったのが、代表作『白い巨塔』だった。
韓国の医局も、日本と似たような状態で、リアルな人間を描いた同作は斬新的でした。
 原作は韓国でも有名なので、製作陣は、ものすごくプレッシャーがあったそうです。
 主役の財前五郎は日本版よりも攻撃的な性格になったりと、韓国の風土に合わせて作られました
」(同・高橋さん)
「この作品は人と人がぶつかりあうシーンが多い。まさに韓国の視聴者の好奇心を突いた作品でしょう」(前出・ホ氏)
 韓国版は視聴率では及ばなかったものの、放映された'07年には韓国内で数々の賞を受賞し、質の高さが認められた。
 さらに、『白い巨塔』は、職業ドラマを韓国に根付かせたという大きな功績がある。
医療系ではチソン(31)の『ニューハート』、テレビ局内を描いたパク・ヨンハ(31)の『オンエアー』などは、『白い巨塔』がなければ生まれなかったはず」(同・高橋さん)
 ④ジャニーズ人気は韓国でも絶大。『アンティーク』や『花より男子』もしかり、岡田准一の『フライ,ダディ,フライ』はイ・ジュンギ主演でリメークされた。
 ⑤の「タブーに挑戦」した作品の代表作が、渡部&広末の『愛なんていらねえよ、夏』の韓国版『愛なんていらない』。
ホストという職業が存在しても、そこにスポットライトを当てることは、タブー視されていました」(同・高橋さん)
『101回目のプロポーズ』もある意味、タブーだった。
「韓国では、やはりイケメン主演がウケます。美女と野獣というテイストは、馴染みがない未知の設定でした」
“従来にない”設定が2度のリメークを生んだようだ。
『必殺仕事人』は初放映から29年の歳月を経て、今年、エリック主演の『最強チル』として蘇った。
「個人プレーの強い韓国では、チームで事件を解決するという設定自体なかったんです」(同・高橋さん)
 いっぽう、韓国発日本リメークといえば『ホテリアー』と今月、最終回を迎えた『魔王』の2作が有名だ
「『魔王』は、構成が緻密で、伏線がたくさん張られているなど、サスペンスとして完成度の高い作品でした。『魔王』というキーワードがネット検索で日韓とも上位ランクになったほどです」(同・高橋さん)
 日韓の作品での文化交流はまだまだ続きそうだ。

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