「嵐」転売問題…人気ライブのチケット価格はどう決まるのか

投稿日: 2016年10月06日 06:00 JST

image

《音楽の未来を奪うチケットの高額転売に反対します》

 

嵐、サザンオールスターズ、福山雅治など錚々たるアーティスト116組(後に56組が加わり172組)が名を連ねて共同声明を発表したのは今夏のこと。それなのに、ネット転売は後を絶たない。

 

9月14日、香川県のブリーダーの女性(25)が、嵐のライブチケットを転売したとして、北海道警察に逮捕された。交換サイトで入手したチケット5枚を計7万円で転売した女性には、これまで嵐などのライブチケット約300枚を高額転売し、1,000万円を売り上げた疑いがあるという。

 

「ぴあ ライブ・エンタテインメント白書2016」「日本のレコード産業2016」資料を見ると、昨年のライブチケットの販売額の合計は、CDなどの音楽ソフトと有料音楽配信の売上額を軽く超えている。アーティストはライブ活動で稼ぐ時代になったということだ。そこで気になるのがチケットの値段。いったい誰が決めているのだろう。

 

「アーティストが所属する事務所のチーフマネージャー的なポジションの人が決めています。もちろんビッグアーティストになれば発言力も強くなり、マネージャーと一緒に値段を決めていくこともあるでしょう」(音楽プロデューサーの山口哲一さん)

 

お目当てのアーティストであれば、そのライブには何万円出しても行きたいというファンも多いはず。だからといって、チケットの値段を単純に高くすればいいというわけではない。

 

「チケットが7割以上売れないとライブの収益は赤字になるといわれています。高く設定しても売れなければ大赤字になってしまう。かといって、安すぎても足が出てしまう。チケットの価格設定には、綿密な計画があるわけではありません。むしろ“長年の経験”をもとに決めていることが多い。『前回は◯千円で売れたから、今回は△千円で』とか、『演出に凝りたいから、少し高めに』といった感じで決められていきます。さらに『ファンに申し訳ないから、チケットは高くしたくない』というアーティストもいる。そんな日本的なマインドまで反映された値段なのです」(山口さん)

 

「チケットの価格設定にはさまざまな思惑も絡む」と語るのは、ある音楽誌の編集者。

 

「たとえば会場で売るグッズも大きな収益源です。グッズをたくさん買ってもらうために、あえてチケットを安く設定することもあります」

 

ライブには当然ながら経費がかかる。

 

「まずは会場使用料に、音響や照明の設備費、アーティストの出演料、音響技師や照明プランナー、舞台監督などの人件費がかかります。さらに衣装などステージ上の必要経費であるライブ制作費、宣伝費、会場警備などステージ以外でかかるイベンター経費なども加わります。とくにライブ制作費は、舞台装置や衣装などにお金をかけだしたらキリがありません」(山口さん)

【関連記事】

嵐チケット転売対策 ジャニーズ関係者明かす「顔認証」方法

蜷川幸雄さん「また一緒に…」嵐・二宮に書いた“魂の手紙”
嵐・二宮和也「どの現場でもスタッフ全員の名前を覚える」

この記事が気に入ったら
いいね!/ フォロ− しよう

WEB女性自身の最新の情報をお届けします。

あなたにオススメ

【注目アイテム】
「メスを使わない美容整形」コルギのパワーを自宅で!!
ジェニファー・ロペス、カイリー・ミノーグが「約20歳年下彼氏」を手に入れたワケ!
45歳、奇跡の美乳・原志保さんのボディを作るヒミツのグッズ公開!!
着るだけで、エステの効果がインナーに!!
可愛い47歳! 元CA佐藤亮子さんの大人気トラベルブランド

コラム・連載

もっと見る

女性自身チャンネル

もっと見る

スヒョン入隊前の心境を吐露!U-KISSみんなで乗り越える新曲2017.10.17

U-KISSが14枚目のシングル『FLY』をリリース! 4月にケビンが卒業して以降、5人体制で挑むはじめてのシングルは苦しいことを乗り越えて前に進もうというメッセージが込められている。楽曲、そしてリ...


ランキング