“ストレスオフ”愛媛県、秘訣の「井戸端会議」に科学的根拠

投稿日: 2017年05月31日 11:00 JST

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「ストレスとは、外部から受けるあらゆる刺激のこと。脳科学的にいえば、ストレスに強い人はいません。脳にはストレスを感じる中枢があって、刺激を受ければ誰もが興奮するようにできているんです」

 

そう語るのは東邦大学名誉教授で医学博士の有田秀穂先生は、専門家と企業が共同で、ストレスや身体・肌を調査研究する「オフラボ」の顧問を務めている。オフラボは4月、47都道府県の女性7万人を対象にしたストレス指数チェックの測定結果から、「ストレスオフ県ランキング」を発表した。このランキングは、厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」をベースに、ストレス度や体の悩み、肌タイプなど15項目のアンケート調査を行い、各県ごとの「ストレスオフ指数」を算出し、集計されている。

 

その結果、ストレスオフ指数が全国で最も高かったのは、愛媛県!2位の島根県を7ポイント引き離して堂々の1位になった理由を、有田先生に分析してもらった。

 

「愛媛県といえば、災害が少なく温暖で暮らしやすいイメージです。結果を全国と比較すると、『思いどおりに休みを使っている』『天気や温度の気候がいい』『ワーク・ライフ・バランスが実現している』『家事を家族で分担している』というポイントがとても高く、素晴らしい自然環境のなかで、マイペースな生活スタイルを過ごしていることがわかりますね」

 

オフラボは、調査のなかで、ストレス発散のための「リラックス行動」も集計している。愛媛女子だけに目立ったリラックス行動は、「空を見る」「自転車に乗る」「首を温める」「森林浴」、そして「笑う」というものだった。さらに、愛媛県出身の50代の主婦に話を聞いてみると、“おしゃべり”こそストレス発散の秘訣だと熱弁する。

 

「愛媛県民は、一度居酒屋に入ると、ずーっとしゃべっているんです。笑いながら言いたい放題するのは、愛媛女子の“あるある”ですね」(愛媛県出身の50代の主婦)

 

有田先生も、いちばん正しいストレス解消方法は“おしゃべり”だと太鼓判をおす。

 

「脳に刺激を受けたストレスを静める『オキシトシン』という脳内物質が見つかっています。このオキシトシンを分泌させれば、誰もが簡単にストレスを発散することができる。分泌させるいちばんいい手段は、グルーミング行動といわれる、スキンシップやおしゃべりなんです」

 

別名“愛情ホルモン”ともいわれるオキシトシン・家族や仲のいい友人などと手をつないだり、ハグなどのスキンシップや、マッサージ、楽しいおしゃべりなどをはじめとした、“心地よい触れ合い”が生まれたりすることによって分泌されるという。

 

「エステやマッサージに行くのも、グルーミング行動です。ペットとの触れ合いもOK。お金要らずで、気軽にオキシトシンを出す行為が、ひざを突き合わせた“おしゃべり”。男性だと、仕事のあとに“ちょっと一杯”もそうです。女性が“井戸端会議”をしたり、女子会を開いたりするのも理にかなっています」

 

たまには空を見上げ、楽しいおしゃべりでストレスオフを目指そう!

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