遺族へ謝罪も強い偏見 相模原殺傷事件

投稿日: 2016年07月28日 14:00 JST

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(写真・神奈川新聞社)

神奈川県相模原市緑区千木良の障害者施設「県立津久井やまゆり園」で19人が殺害された事件で逮捕された元施設職員の容疑者(26)が、「突然のお別れをさせるようになってしまって遺族の方には心から謝罪したい」と話していたことが27日、分かった。一方で「障害者はいらない」という趣旨の発言をし、被害者への謝罪はしていない。同容疑者は衆院議長宛ての手紙に「私の目標は保護者の同意を得て(障害者が)安楽死できる世界」などと書いており、障害者に対する強い偏見があらためて浮かび上がった。

 

捜査本部によると、同容疑者は26日夜、取り調べの中で突然、遺族への謝罪の言葉を口にしたという。

 

捜査本部は27日、新たに施設内から血痕の付いた包丁2本を発見。同容疑者は出頭時に血痕が付着した刃物3本を所持しており、少なくとも5本の刃物を使って入所者を次々と刺したとみられる。

 

また、殺害された19人の男女全員の首や胸などに複数の刺し傷があったことも明らかになった。

 

司法解剖は、同日までに12人が終了。このうち10人は首を刺されたり、切られたりしたことによる失血死と出血性ショックで、残る2人は腹と背中を刺されたことが致命傷となった。傷は数センチと深く、県警は明確な殺意があったとみている。

 

また、同容疑者が大麻使用に関する尿検査を拒否していることも判明。尿鑑定は薬物の種類別に任意で実施され、同容疑者は覚醒剤と麻薬の鑑定は応じた。覚醒剤は陰性、麻薬は鑑定中という。

 

一方、県警は110番通報の時間を当初午前2時45分と発表したが、同38分に訂正した。事件に気付いた男性職員が、非番の男性職員に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「すぐ来て、やばい」と送信。受け取った職員が電話をすると「大変なことが起きている」と告げられたため、通報したという。

 

捜査本部は27日、施設に侵入して入所者の女性(19)を刺殺したとして、殺人容疑に切り替えて同容疑者を送検。同容疑者宅を捜索するとともに、施設の現場検証を行った。

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