“瀬谷丸産”給食に 横浜の小学生、被災地に思い

投稿日: 2016年09月30日 15:00 JST

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(写真・神奈川新聞社)

横浜市瀬谷区民らが岩手県大槌町に贈った漁船「瀬谷丸」でとれた魚が、同区の学校給食に採用された。東日本大震災の被災地を継続して支援しようと、漁船を贈る活動を進めたグループが採用に向けて再び奔走した。29日に市立二つ橋小学校(同区二ツ橋町)で初めておかずに出され、子どもたちは“瀬谷丸産”の魚を味わいながら被災地に思いを巡らせた。

 

瀬谷丸(19トン)は2012年に瀬谷区内で行われた募金活動を元手に新造された定置網漁船。津波で船を失った大槌町の漁協に贈られ、13年秋から操業している。

 

わずか3カ月で3千万円以上を集めた募金活動には子どもたちも協力した。「その船でとれた魚を、子どもたちが学校の給食で食べる。世代を超えた被災地支援につながるはず」と中心メンバー露木晴雄さん(36)は狙いを話す。

 

今年4月には川口浩人さん(46)らと共に大槌町を訪れ、水産加工会社と直接交渉。学校側とも調整を続け、この日の給食が実現した。活動に協力してきた歌手May J.さんとプロボクサー八重樫東さんも駆けつけた。

 

体育館に集まった全校児童は、瀬谷丸建造までの経緯や被災地の現状などを学習。教室に戻り、給食のサケフライにかじり付いた。6年生の男子生徒(11)は「味に心がこもっている。被災した人が今より快適な暮らしができるようになってほしい」と笑顔で話していた。

 

瀬谷丸の魚は今後、区内の他の小学校でも給食に採用される予定という。

 

■漁船「瀬谷丸」

東日本大震災で漁船の大半を失った岩手県大槌町の漁師のために横浜市瀬谷区の職人仲間らが奮起。2012年3月に実行委員会を結成し、3カ月で3,625万1079円を集めた。実行委は解散しNPO法人として新たな活動を計画している。

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