金賞輝くマーマレード 逗子の日高さん、世界大会で新鮮な味評価

投稿日: 2017年12月21日 14:00 JST

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(写真・神奈川新聞)

 

逗子市内でカフェを営む女性のつくったマーマレードジャムが、世界大会で金賞を受賞した。鹿児島県の小さな集落で採れるダイダイから一つ一つ手作業で仕上げた。軽やかでフレッシュな味わいが評価され、販売するとすぐ売り切れるほどの人気だ。

 

小坪漁港と逗子マリーナを見下ろす丘の斜面にある「南町テラス」(同市小坪)。5年前にオープンした日高直穂子さん(47)がつくる自家製酵母パンと自家焙煎(ばいせん)のコーヒー、旬の果物を使ったジャムが売りだ。

 

3月に本場英国で開かれた世界大会「The World's Original Marmalade Awards 2017」の職人部門に出品したのは、鹿児島県肝付町などで採れる「辺塚(へつか)ダイダイ」を使ったマーマレード。味と見た目、香り、食感の4項目で、弾力のある皮や軽やかな風味、フレッシュな味わいが評価されて満点を獲得し、世界で56店が選ばれた金賞に輝いた。

 

夫の仁さん(46)が仕事で訪れた同町で辺塚ダイダイを見つけ、持ち帰ったのがきっかけ。ジュースにしたりケーキに混ぜたりすると「独特の風味がおいしくて」、ジャムづくりも始めた。夏~秋の果実はカボスのような緑色で酸味がある。寒くなるにつれて熟し、徐々に黄色くなって甘みが増す。その変化に合わせて3段階のジャムを仕上げる。

 

ことしも12月に入り、完熟の実を使ったジャムづくりが始まった。果汁を絞ってあくを抜き、皮を刻んで半日から一日干す。果汁と皮に砂糖を加え、10分ほど火にかける。「何が正解か分からずにつくっていたが、(受賞は)自信になった」と日高さん。使い道が限られていた辺塚ダイダイの受賞を地元の人々も喜んだ。市内近郊だけでなく東京や千葉からもファンが訪れてすぐに売り切れてしまうため、急ピッチで作業している。「こんなにすてきな固有種を広く紹介したい。町おこしの一助にもなれば」

 

125グラム入り918円(税込み)。今月の営業は23日のみで、マーマレードも年内分は残りわずか。年明けは1月6日から。問い合わせは、南町テラス電話0467(84)7162(土日の午前11時半〜午後5時のみ対応)。

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