「娘の命、諦めたくない」 陽茉莉ちゃん募金、目標額遠く 両親ら懸命訴え

投稿日: 2016年08月01日 14:00 JST

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(ひまりちゃんを救う会・提供|琉球新報社)

拡張型心筋症のため心臓移植が必要な森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1)=横浜市=を支援しようと、父孝樹さん(30)=沖縄県うるま市出身=の同級生らでつくる「ひまりちゃんを救う会」などが、7月14日に沖縄県内でも寄付金を募り始めてから約2週間。懸命の呼び掛けが続いているが、29日現在の募金総額は2,275万円余で、目標の2億9,500万円の1割に満たない。 「救う会」は孝樹さんの職場の同僚や佳菜子さんの友人らが、6月下旬から関東地方で街頭募金を連日実施している。沖縄では7月14日以降、孝樹さんの出身地のうるま市を中心に、学生時代の同級生や野球部の恩師らのほか、親類らのネットワークを生かして支援の輪を広げている。

 

イオン具志川店で毎週のように街頭募金を続けているほか、琉球銀行各支店やうるま市周辺の店舗などに募金箱も設置した。フェイスブックなどのSNSでも同級生や野球ファン、親類などのつながりをたどり、懸命に活動を続けている。

 

救う会の沖縄での活動を取りまとめている津波成将共同代表は「多くの方の協力で支援が広がり、感謝している。ただ目標額には遠く、焦っている。陽茉莉ちゃんの体調は一進一退で、両親からは『一日も早い移植が必要な状況に変わりはない』と報告を受けている。県民の方々の力をぜひお借りしたい」と話した。

 

陽茉莉ちゃんは昨年3月21日、生後2カ月で発症した。内科的治療を続けたが改善せず、医師からは移植でしか助けられないと告げられた。移植に向けた目標金額は2億9,500万円。米国の病院に支払う保証金(手術費などを含む)が2億1,300万円、渡航費が5,600万円などだ。

 

補助人工心臓は昨年8月に保険適用となったが、あくまで移植への「つなぎ」の治療とされる。脳梗塞などを引き起こす血栓ができやすく、感染症のリスクもあるからだ。陽茉莉ちゃんの両親が目標とする移植時期は、補助人工心臓をつけてから1年となる11月だ。臓器提供者が現れるまでの待機期間は平均約3カ月のため、8月中に渡米するのが望ましいことになる。

 

父の孝樹さんは14日の会見で「(渡米は)膨大な費用への協力をお願いしなければならず、親の身勝手な願いだということは分かっている。でも娘の命を諦めることはできない」と述べた。

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