主張ばかりでは衝突、犠牲は子どもに “平和への思い”花岡君作文に

投稿日: 2016年08月19日 12:00 JST

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合唱団で歌の練習をする花岡光君(中央)=那覇市若狭の対馬丸記念館
(写真・琉球新報社)

一人一人が思いやりを持ち、相手に対して理解と許し合える心を持ち、変わっていけば、みんなが平和の心を育てていけるかもしれない-。22日に那覇市の小桜の塔で執り行われる「対馬丸慰霊祭」(対馬丸記念会主催)で、つしま丸児童合唱団の花岡光君(12)=那覇市立垣花小6年=が平和を誓う作文を朗読する。同慰霊祭で児童が作文を読み上げるのは初めて。「遺族の方の心に伝わるように話したい」と意気込んでいる。

 

弟が2人いる花岡君。毎日弟とけんかしているのを母親に、「小さな戦争を起こしている」と指摘された経験から、考えをまとめた。

 

作文の中で花岡君は「けんかしても得したことなんて一度もない」「あの時ゆずっていれば、ゆるしてあげられたら、きっと僕はもっと幸せな気分でいられただろう」と振り返る。そして「国と国の戦争も同じだと思う。どちらか一方が自分の主張ばかりしていると、いつか衝突が起こってしまう。そうなったとき一番犠牲になるのは僕たちと同じ子どもだ」とつづる。

 

つしま丸児童合唱団は歌や英語遊びを通して豊かな心を育てようと2012年6月に結成、対馬丸記念館を拠点に活動している。対馬丸慰霊祭には毎年出席し、平和への祈りを歌っている。

 

花岡君は合唱団結成時からのメンバーで、現在、合唱団のリーダーを務めている。練習のため、対馬丸記念館に毎週通う。撃沈事件の生存者の証言も聞き、対馬丸についての認識も深めてきた。「身近なことから自分の行いを見直すことが、平和を築いていくことになるのかな」と話す。

 

対馬丸慰霊祭は22日午前11時から、那覇市若狭の小桜の塔で執り行われる。(玉城江梨子)

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