72年越し帰郷の遺品、米から軍隊手帳届く

投稿日: 2017年06月28日 13:00 JST

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インターネット電話を通じて、仲村渠傳太さんの軍隊手帳を保管していたロバート・フランツさん(スクリーン右)らにお礼を述べた仲村伝助さん(左下)=20日、南城市役所玉城庁舎

 

 

米アラスカ州在住の男性が1960年ごろに友人からもらった軍隊手帳が、沖縄戦で戦死した旧玉城村(現沖縄県南城市)出身の仲村渠傳太(でんた)さんの物だったことが分かり、南城市役所で20日、戦後72年の時を経て傳太さんのおいの仲村伝助さん(78)に手渡された。

 

傳太さんは浦添市城間で戦死したとの目撃情報があるが、遺骨はなく、軍隊手帳が唯一の遺品。伝助さんは「長い旅だった。きれいな状態で戻ってきてうれしい」と話し、72年の時を超えて届いた手帳をなでた。

 

傳太さんの軍隊手帳を所有していたのは、アラスカ州在住のロバート・フランツさん(91)。ロバートさんは1960年代に、沖縄戦に従軍していた米軍人から傳太さんの軍隊手帳を譲り受けたという。手帳はあまり損傷を受けておらず、傳太さんの名前や住所、所属部隊名などの記載がはっきり残っていた。

 

ロバートさんは日本語を読むことができず約30年に渡って手帳を自宅で保管。その後、通院していた歯科医院の歯科医師ブライアン・ヤマモトさんに相談し、ブライアンさんが沖縄に住む友人を頼って引き渡しが実現した。

 

ブライアンさんから相談を受けた雑誌「momoto」の副編集長いのうえちづさんは、ブライアンさんから送られてきた手帳の写真を見て南城市の文化市史編さん係に連絡。市内に住む伝助さんが遺族であることを突き止めた。

 

20日、伝助さんは南城市役所玉城庁舎内で、アラスカのロバートさん、ブライアンさんとインターネット電話で対談。「遺品は何も残っていなかった。とても感謝している」と何度も礼を述べた。

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