沖縄美人(13)自分に正直に生きる潔さ タレント 前田ロマーシアさん

投稿日: 2018年02月01日 14:00 JST

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元気で明るい、沖縄を代表するマシュマロ女子タレントの前田ロマーシアさん(25歳)。老若男女に愛される彼女のポリシーに迫ります。

 

◆人生を変えた出来事は?

 

私、中学3年までは伊是名島に住んでいました。人生を変えたのは、中3の頃、島で開催されたトライアスロン大会で、学年全員参加のボランティア活動中にスカウトされたのがきっかけでした。フリーのディレクターさんの推薦で、取材に来ていたリポーターさんからモデル事務所の名刺をもらったんです。私も母も詐欺だと思ったのですが(笑)。本島の高校に進学するのと同時にその事務所に所属することに。

 

事務所に入ると自動的にお仕事がもらえると思っていた私。受けるオーディションにことどことく落ちて一つも受からない。現実とのギャップに打ちのめされましたね。今から思えば、元々、芸能界に興味はなく、このお仕事をやってみたいという強い気持ちもなかったんですよね。

 

高校3年の卒業前、就職を考え、志願している警察官を目指そうと公務員専門学校に手続きを済ませた後に転機が訪れます。事務所が「ひーぷー☆ホップ」(沖縄テレビ放送)のオーディションに書類を出し書類審査に合格。二次審査で面接会場に行くと、オシャレで可愛いモデルさんがいっぱいでびっくり。生きている世界が違うキラキラした都会的な女の子ばかり。この人達に可愛さでは勝てないとやさぐれましたね(笑)。

 

逆に吹っ切れてスイッチが入り、自分の順番が来たときに「見てください。みんな可愛いですよね。私は可愛さでは勝てない。でも唯一この人たちより面白い。お笑いをとりにいけます。私はこの人たちに出来ないことが出来る。面白さで勝負させてください。」と言っていました。インパクトが強かったのか初めて最終審査まで残りました。ここまで来たら絶対選ばれたいと思いました。落ちたら事務所を辞める覚悟で、どうしたらオーディションに勝てるのか四六時中考えていました。

 

ところがオーディション前日、リンパに菌が入り緊急入院というハプニングに見舞われます。人生を賭けていたオーディションにだけは絶対に行きたいと、親に頭を下げ、お医者さんを説得してもらいオーディションを受けに行きました。高熱で意識が朦朧とするなか、渾身の面白いことをやって、病院に戻り即入院。1週間後、合格通知の電話をいただいた時は感激でした。後から聞いた話ですが、審査もコンポジ(宣材写真)の時点で落ちていたのをディレクターが誤って二次審査に進めてしまったそうです。偶然が重なり、高3のクリスマスからTV番組に出演することになり、生活が180度変わりました。

 

初めての収録日、番組を担当するディレクターさんと他愛のない雑談をしていると、偶然にも伊是名島で私のスカウトのきっかけをつくってくれた方だと判明(笑)。それ以降、オーディションによってルックスやイメージなど求められるものが違うこと。求められるものは何か考え、自分の強みや武器は何だろうと自己分析して臨むようになりました。

 

私は10代で自分がモデルではなく、タレント向きだと気付きました。でも、第一線で活躍する方と一緒に仕事をするなか、子どもだからは通用せず、プロとしての結果が求められる仕事。10代では抱えきれない重圧に押しつぶされていました。タレント活動をしていることで特別な目で見られ、相談できる人もいない。友達と遊びたい時期に土曜日の生放送。コンディションを整えるため遊びに行けず、友達から誘われなくなり、周りから取り残された気もしました。人前に立つ責任感の重さと想像していなかった代償に一人苦しんでいたんです。

 

そして、21歳の時、番組を電撃卒業。短大卒業と同時に芸能活動を休業しました。周りからは、なぜ休業するのか驚かれましたが、順調に仕事をもらっている半面、番組の人気に便乗しているだけで前田ロマーシアとして認められていないのではと怖かったんです。番組を降りたら仕事がゼロになるのではという不安に押しつぶされていて、絶頂期に卒業した方がかっっこいいと思ったり。卒業しても前田ロマーシアとして仕事が来るのか試してみたい気持ちもあり、理由を言わず卒業。その後、2年間OLを経験。社会人として、TV以外の仕事で働ける能力があるのかも試してみたかったんです。

 

OLの仕事も楽しく、管理者の立場になり、私OLもいけるじゃんって(笑)。休業中にもオファーが来て、この業界にいて良かったんだと思えました。

 

2年間のブランク後、メディアに出るきっかけをくれた方から新しい番組のオファーが来たんです。その方は君の人生を大きく変えてしまったのは自分だと責任を感じていたそうで、この番組でメディアの楽しさを伝えたいと言ってくれました。2年間私のことを考えてくれたこの方のために頑張りたいという気持ちが強くなり、恩を仇で返せないと決意し、再びこの世界へ。

 

ちゃんと考えて仕事をしようと本気で仕事に取り組むようになり、事前に台本をチェックし、分からないところは調べ、質問をメモするなど仕事に向き合う姿勢が変わりましたね。現場は闘いだと思っているので、持っていく武器は事前に揃えます(笑)。失敗して悔しいと思うこともありますが、やりがいがあり何より楽しくなりました。過大評価はしませんが、もっと出来る、私はこんなものじゃないと思っています。

 

◆ハッピーでいるためにしていることは?

 

周りをハッピーにした分、ハッピーが返ってくると思うんです。多くの人をハッピーには出来ないけど、身近な人を幸せに出来るよう家族や友達を大切にしています。落ち込んでいる友人がいたら会いに行ったり、電話をかけたりして、人のために時間をさくよう心掛けています。一緒に過ごしてその人の気持ちに寄り添う。私の場合は、お節介焼きなので、相談されていないのに勝手に話を聞きたがりますけどね(笑)。ネガティブなことは言いませんが、相手を思って言うべきことは言いますね。

 

◆座右の銘は?

 

一番大切だと思っているのは「凡事徹底」です。

 

当たり前のことを当たり前にすること、それが欠如している大人がいっぱいいるように思います。挨拶をするとか、人の物を盗ってはいけないとか、小学校で教わることはすごくいいことを言っています。それなのに、小さい頃習ったことが大人になって出来ない人が多いように感じます。当たり前のことがちゃんと出来る人って天才だと思うんです。

 

もちろん、センスや才能に恵まれている人もいますが、私は天才タイプじゃないと小さい頃から気付いていたので、努力をした結果、天才になる方になろう、当たり前のことを人よりちゃんと出来る天才になろうと決めていました。

 

仕事はクオリティを上げるよう努力しながら、プライベートは誰に見られてもいいようしっかりしようというマイルールがあります。これからも凡事徹底で、人様に恥じないように生きていきたいです。

 

◆理想の女性像は?

 

ないんです(笑)。なぜかというと、人間はみんな違うから。

 

みんな個性や強みは違う。頑張って憧れの人に近付けてもその人にはなれない。すごいなと尊敬はしますが、憧れの対象にはなりません。なれないものを目指すより、自分の個性を伸ばしたいと思うんです。

 

私、自分を認めて欲しいという承認欲求が強いんですよね。自分に憧れて欲しい(笑)。お金をもらって仕事をしているので、ちゃんと出来ないとだめだと思って行動していますし、後輩にもそう教えています。だから後輩には、私の働く現場を見てもらっています。

 

揺るがない自分をもっているかっこいい女性が好きなので、私自身がそうありながら、背中で語る女性でいたいと思っています。

 

◆理想のパートナー、好きな人のタイプは?

 

見た目やルックスには興味がありません。首から下にしか興味がないんです(笑)。

 

私にとって、フィーリングが合うか、私を理解して応援してくれるかどうかが何よりも重要! 仕事を応援してくれる人がいいですね。

 

こんなことを言うとお笑い芸人なのかと言われそうですが、私のお笑いの要素も寛容に受け止めて欲しいです。私が失礼なことを言われても、仕事だと割り切って受け止め、温かい目で見守ってくれる人がいいです。

 

◆落ち込んだ時の対処法は?

 

私は、無理やり元気になろうとするのは無理なので、あえて、落ち込んだ時に観ると悲しくなる映画を観ます。

 

思いっきり悲劇のヒロインになる。人間なんだからネガティブな感情は当たり前。落ち込んだ感情を否定して、無理やり上げようとするから苦しくなります。中途半端に落ち込んだら引きずってしまうので、落ち込んだ感情を受け入れてしっかり落ち込む。底辺まで落ちて、落ち込み過ぎたら悟りが開けたように答えが出てきます。客観的に自分なにやってるんだろうって急にバカバカしくなってくるんですよね。

 

そして、ふつふつと自分に負けたくないという気持ちがこみ上げ、絶対見とけよーっていつの間にか自分を鼓舞する原動力になっています。

 

褒められることは大好き(笑)。自分に厳しいので、上げ過ぎたハードルに時々転びますが、そのハードルを下げて再び頑張ります。

 

しっかり落ち込みたい時は、電気を全部消して、真っ暗な状態でお風呂に入ると落ち込むスイッチが入りやすいですよ(笑)。

 

◆チャレンジしたいことは?

 

TVやCMの出演はありますが、ラジオの仕事が全然ないんです。

 

自己表現する仕事で、しゃべりたいという気持ちとは裏腹になかなか声をかけていただけず、こんなにしゃべることを仕事にしているのになぜって思っています(笑)。

 

よくこんなにやる気がある若い子は見たことがないと言われますが、やる気しかありません(笑)。私の強みであるバラエティーの分野でラジオをやりたい!DJやパーソナリティーと名乗ってみたいです!

 

◆イチオシ美容法は?

 

私、とても肌が弱いんです。

 

TVの仕事や長時間のロケは厚化粧が半端ではないので、肌がとても荒れてしまって、エステや病院に通いましたが、薬物アレルギーになって手の施しようがないところまで悪化したこともあります。

 

化粧品も使えるものが限られてしまうので、スキンケアは無添加のオイルだけ使っています。他には、メイクは乳液やクリームなどでしっかり落とすことが大事だと思います。

 

◇聞き手・朱瞳碧晃

◇撮影協力

Pine Tree Bless T Galleria店(パインツリーブレス Tギャラリア店)

那覇市おもろまち4-1 Tギャラリア沖縄 3F

098-941-3335

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前田 ロマーシア(まえだ ろまーしあ)

沖縄県伊是名島出身。趣味は読書,特技は料理。

沖縄テレビ「ひーぷー☆ホップ」,琉球放送「琉神マブヤー4」ハイビー役などに出演し話題となる。

現在は沖縄テレビ

毎週土曜「OKINAWA MONDE W・ALKER」(https://www.otv.co.jp/omw/

毎週日曜「098TV」(https://www.youtube.com/channel/UCXKUpz1_hl2ITyO_9AkKf2A

にレギュラー出演中。

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【インタビュー後記】

しっかり自分の考えを持ち、臆することなく自分の意見を伝える姿にしっかりした印象を与える前田ロマーシアさん。人それぞれ個性や長所、強みは違うのだから、周りと比較するのは愚かなことだという信念を持つ彼女。マナーを守らない人がいると年上年下に関係なく注意するという。人としてダメなことは陰で言わずにちゃんと本人に伝えるそう。正直に言うことが悪いことではなく、ちゃんとコミュニケーションをとることが大事だと語るその潔さや男前な発言が女性としてかっこよく思えるのでした。

自分の意見を真正面から伝える前田さん。気まずくなることを避けて本音を言わないのは、人から嫌われたくないという保身だと気付かされたのでした。仕事だけではなく、人に対しても本気で向き合っているのだと感じます。本当の優しさとは相手を思う気持ちなのだと考えさせられました。

(記事、写真 朱瞳碧晃)

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朱瞳碧晃(あやとうみき)

ビューティーライター、フォトグラファーとして活動。美魔女フォト(ヘアメイク込)、出張撮影、HP・広告用の商用写真撮影やセールスライティング代行を行う。

リポーター経験より、白霧未來でイベントMC、披露宴司会としても活動中。

 

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