0705211 沖縄は、この日気温25度まで上昇した。
キャッチボールとランニングを終えた斎藤は、隣の歩道から300人近いファンが見つめるブルペンに向かった。
プレートの1メートル手前から95球、休憩の後、プレートから200球を投げ込んだ。
「初めての練習で少し力みましたが、フォームを意識しながら投げました。沖縄は湿気があって暖かいので投げやすい」
始めの95球のことを記者に聞かれると、
「低めにコントロールしやすいんです。自分の意思でやりました」
と答えた。彼流の調整法なのだ。高校の頃は、300球を超える投げ込みをしていたという。
0705212 「昨夏の全盛期にくらべると70、80%。(キャンプ参加中の)35人の中から(リーグ戦ベンチ入り)25人に必ず残れるように、精いっぱい死にものぐるいで頑張りたい」
斎藤の本領発揮はまだ先だ。
本領といえば、“ハンカチ”。この日、斎藤は白いタオルを使っていた。
「タオルなら誰でも使いますよね。先輩からもタオルについてはいわれませんでした」
先輩の目も気にしながらの練習だったようだ。
高濃度酸素カプセルに約40分間入った後、午後は走り込みと補強トレーニングで3時間、野球のための生活は続く。