070524 高校生活が終わった。
激動の半年だった。昨夏の甲子園で、史上初の7試合に先発。創部102年目にして初の栄冠をもたらした。
だが栄光は斎藤の環境に激変をもたらした。
「今まで知らない人が近寄ってきて苦労もして、正直優勝して本当によかったのかと思った時もあった」
と振り返る。でも今日は笑顔だ。学生服も今日が着おさめ。第2ボタンは、
「なくなると、帰るとき困るから」
とつけたままだった。
午後1時半からの式では報道陣はシャットアウトされた。そして渡辺重範校長から、部員8人とともに早実初の『校長特別功労賞』を授与された。
紅潮した面持ちで斉藤はコメントしてくれた。
「涙は出なかったけど、校長先生の『これからも愚直に生活していこう』という話は、心からわき出るものがありました」
「『斎藤は大学に進学してよかった』と万人にいわれるようにしたい。ひとつでも多くのシーズンで優勝できるよう頑張りたいです」
斎藤の次の登板予定は、20日の中大とのオープン戦だ。その先には、4月14日東大戦でのリーグ戦開幕投手という目標も見えている。
斉藤に油断はない。17日から練習を再開する。