アスレチックスに入団した元西武ライオンズの中島裕之(30)。契約は総額650万ドル(約5億2千万円)の2年契約と、金にはシビアなア軍から最高の評価を受けた。ポジションもショートが確約されているという。本誌はオークランドでの入団会見から2日後の12月21日、古巣の西武ドームで単独インタビューをおこなった。

 

「じつは、西武に入団したときも『将来、メジャーに行けるようになりたい』と思っていたんです。僕が高校時代にマグワイアとソーサが熾烈なホームラン争いをしていた。彼らの打撃フォームを真似たりしていました。西武の入団会見のとき、『どんな打者になりたいか?』と聞かれ、『バリー・ボンズみたいな打者になりたい。左打者と右打者関係なく』と答えたんです。記者の方は『日本人の……』と思って質問したらしく、キョトンとしとったけど(笑)、僕の頭の中には日本人打者はありませんでした」

 

松井稼頭央(37)らショートとしてメジャーデビューした選手の多くが、セカンドへコンバートされるなど、日本人でメジャーのショートで成功したといえる選手はまだいない。それだけにオークランドでの会見で、「ショートとしてやれる自信はあります」と言った言葉は印象的だった。

 

「周りはいろいろ言うけど、それは第三者が思っているだけ。行った選手から『失敗やった』という言葉を聞いたことはない。そういえば、ア軍に決まったときイチローさんにメールしたら、『やったな!』みたいな返信をもらいました。初ヒット? 僕の予想ですよ。最初はライト前ヒットのような気がするんです。じつは節目の、たとえば初ヒット、1千本めとか、みんなそうなんです。初打席初本塁打がいちばんいいけど、なんかライト前になりそう(笑)」

 

中島はオフになると国内はもとより、よく一人で中南米などにも、ふらりと旅に出ることがあるという。そういうタイプは異文化の対応もうまいと思うが、なにかメジャーでの不安な点は?

 

「やっぱお風呂ですかね。浸かれる浴槽があまりないと聞いていますし。料理は自分でもある程度はできる。シーズン中も米を炊いてたし、パスタも作れる。得意料理? 甘いものが好きなんで、デザートも作ります。ブリュレみたいなものとか。ただあくまでも自分が食べる分で、人に出せるようなもんではないですから(笑)。まあ米さえあれば不安はないです」

(週刊FLASH 1月22日号)