W杯大会直前、日本国内は楽観ムードに包まれていたが、NHK特番で居並ぶパネラーのなか唯一、「日本惨敗」を予測する人物がいた。スポーツライターの杉山茂樹氏(54)だ。グループリーグ最下位は、杉山氏の予想どおり。その杉山氏がいま、次期監督について「まず、最初から4年まかせるのには反対です」という。その理由は……。

 

「答えはコロンビア代表のペケルマン監督が日本の誘いを蹴って、ザックが来日したことにある。世界的名将は遠い日本で4年も契約しない。それだけ長いと世界から忘れられてしまうからです。’02年のとき、韓国を躍進させたヒディングが契約したのは、2年半と短かったから。そう考えると、最初から正解を求めなくてもいいと思う。結果が悪ければ切る。だから、つねによりいい監督を探す努力は続けているべきですね」

 

そして、世界中から公募してコンペをやる、というアイデアを語る。

 

「我々メディアも参加して、その前で『私はこういうサッカーをしたい』『こういう方向に導きたい』みたいなことを、壇上で説明するわけです。結局、ザックが来て何がいちばんいけなかったかといえば、我々のサッカー学がまったく進歩せず、サッカーに詳しくなれなかったことです。オシムさんのすべてを肯定するわけじゃないけど、彼はサッカーの本質を教えてくれたじゃないですか。次期監督には、我々にもサッカーを教えてくれる人を望みたいですね」

 

ドイツが16大会連続ベスト16入りを決めた翌日の6月27日、日本は帰国の途についた。日本が真の強国となるには、まだまだやらなければいけないことは多い。

 

(週刊FLASH7月15日号)

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