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「僕のイメージを考えて反対する人もいたが、僕は即決。親友のために」

 

覚せい剤取締法違反容疑で起訴された清原和博被告(48歳)の初公判。弁護側の情状証人として出廷した野球評論家の佐々木主浩氏(48歳)は、こう言って30年来の“親友”を慮(おもんばか)った。弁護人からの主尋問。2人の出会いを聞かれた佐々木氏は「高3の国体で一緒に写真を撮らせてもらった」と答えた。

 

1986年、清原は西武入団、佐々木氏は東北福祉大進学のため、運命の糸は途切れかかったが、じつはそうではなかった。かつて2人は本誌対談でこう語った。

 

佐々木「大学1年のとき、共通の友人を通じてキヨが仙台に来たときにメシを食いに行ったのが始まり。以降は、寮を抜け出してよく飲みに行ったな(笑)」

 

清原も「あれが初めての門限破り」と嬉しそうに語る姿が印象的だった。その後、佐々木氏がプロ入りしたことで関係はより親密になり、2005年の自らの引退試合では最後の対戦打者に清原を指名した。だが、袂を分かつ時期もあった。2人を知る関係者が語る。

 

「2001年の『PRIDE-17』に清原と行ったときのこと。いきなり清原が佐々木に『なんだよ、ふざけんなよ』と怒りだした。『どうしたの?』と聞くと、『この前佐々木が、知人に渡したいからボールにサインしてほしいと頼みに来たんだ。アイツはそのサインしたボールを息子の保育園のバザーに出していたんだよ』と。以来、2〜3年は疎遠な関係で、2人の仲が戻ったのはここ数年のこと」

 

2014年、2人は家庭問題でマスコミに追われた時期がある。皮肉にも、それがきっかけとなり関係が復活する。お互いが苦しい時期に手を差し伸べるそんな関係も本誌で語られていた。

 

清原「お前も家族のことでいろいろ書かれたな。でも、すぐあとに俺が離婚して(騒ぎを)消したよな」

 

佐々木「ナイス火消し(笑)。俺も離婚経験者だからわかるけど、あのときのキヨは相当ヘコんでんだろうと思って、連絡して、メシ食いに行ったよな」

 

清原「うん、寿司食ったな」

 

佐々木「2人だけでは初めて。いつも知り合いや記者がいたからな」

 

情状証人を引き受けたのは、かつての取り巻きでも、KKコンビの相方でもなかった。出会って29年めに初めて2人だけでメシを食った男だった。大魔神の男気は、清原更生の“クスリ”となるのか。

 

(週刊FLASH 2016年6月7日号)