平和の琉球新報に関する話題
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沖縄慰霊の日、20万人余の魂に祈る 昼前から平和祈念公園で追悼式【6月23日】
2020/06/25 14:00沖縄は23日、沖縄戦から75年の節目となる「慰霊の日」を迎えた。最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では同日、沖縄全戦没者追悼式が執り行われる。ことしの追悼式は新型コロナウイルスの感染対策で規模を縮小し、招待者200人程度が参列する。住民を巻き込んだ悲惨な地上戦で犠牲になった20万人余の戦没者を追悼し、恒久平和を願う。平和祈念公園には早朝から多くの遺族が訪れ、亡くなった家族に思 -
沖縄戦の記憶受け継ぐ 平和ガイド育成修了式 中学生24人 父母ら案内
2019/01/09 13:52【糸満】2018年度の糸満市平和ガイド育成事業の修了式が22日、糸満市内で開かれた。県内外で沖縄戦や平和について学んできた中学生24人は保護者らを市内の慰霊塔などに案内し、しっかりした口調で歴史の事実や体験者の経験を伝え、平和ガイドとしての学びの成果を披露した。修了式で生徒らは、今後も学び続け沖縄戦の記憶を次世代へ継承することを誓った。沖縄師範学校男子部の生徒の慰霊塔である沖縄師範健児之塔では、ガ -
戦争や平和 友と語ろう 沖国大生「ピースフル・フューチャー」設立
2018/11/16 12:00今年4月に沖縄国際大学へ入学した学生が平和を考える団体「ピースフル・フューチャー」を立ち上げた。北谷高校の卒業生が中心となり、同世代と戦争や平和について考える場づくりを目指す。24、25の両日に開かれる沖国大祭でトークイベントを開催する。戦争体験者の証言の聞き取りをしてきた学生らが戦争の風化や同世代の無関心に危機感を持ち、自発的に活動を始めた。時には激しく議論しながら地道に続けてきた取り組みが、イ -
日米の子どもたち、一緒に誓った「平和」 キンザー小と浦添の学童クラブ 前田高地訪れ黙とう
2018/07/04 12:30【浦添】慰霊の日に地元の沖縄戦について知ろうと、沖縄県浦添市内の学童クラブと米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)内のキンザー小学校の児童ら合わせて約220人が6月23日、沖縄戦の激戦地だった浦添市の前田高地を訪れた。児童らは、沖縄戦で住民らが避難したディーグガマに千羽鶴を奉納し、黙とうをささげて戦没者を追悼した。日米の児童らが合同で前田高地で平和を祈念するのは初めて。浦添グスク周辺を中心にガイド -
14歳が読み上げた「平和の詩」の反響広がる 著名人も絶賛ツイート
2018/06/27 14:11「慰霊の日」の6月23日、沖縄県糸満市の平和祈念公園で行われた沖縄全戦没者追悼式で、浦添市立港川中学校3年の相良倫子さんが読み上げた自作の「平和の詩」がインターネット上で反響を呼んでいる。多くの政治家や芸能人、アーティストら著名人がツイッターなどで詩の内容や朗読を絶賛している。「平和の詩」の題名は「生きる」。不戦を誓い、未来の平和を築く決意が込められている詩の内容はもとより、追悼式での7分半に及ぶ -
沖縄・平和通りのシンボル 撤去?改修? アーケード進む老朽化
2017/10/03 14:00通りのシンボルになっている平和通りのアーケードノスタルジックな雰囲気が漂う沖縄県那覇市平和通りのアーケード。マチグヮーのシンボルとなり、長年、夏の強い日差しや亜熱帯気候特有の突然のスコールから客や店を守ってきた。一方、築36年で老朽化も進み、課題も山積する。そんなアーケードについて考える意見交換会が始まっている。平和通り商店街振興組合の奥間良順副理事長は「平和通りをさらにいい通りにするためにも、多 -
大田氏平和研究所 30日閉館、貴重な資料惜しむ声
2017/09/29 15:00閉館間近の沖縄国際平和研究所を訪れ、写真に見入る小坂弓絵さん=28日、那覇市西沖縄戦を中心とした写真を展示する那覇市西の「沖縄国際平和研究所」が、30日に幕を下ろす。理事長を務めていた大田昌秀元知事が6月に92歳で亡くなり、閉館が決まった後、訪れる人が徐々に増えた。貴重な写真を見られる場所がなくなることに、惜しむ声が上がっている。「1階の沖縄戦の写真は、ほとんどが米軍の撮影です」。28日、スタッフ -
「花畑に住む平和ボケ」 石垣市議が発言 陸自配備巡り
2017/09/26 14:00石垣亨市議の発言を批判する「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」=25日、市民連絡会事務所【石垣】石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備を巡り、市議会9月定例会で与党の石垣亨市議が配備反対の市民を「お花畑に住む平和ボケ」と表現したことが分かり、反対市民が反発している。25日、約1万4千筆の配備反対署名を中山義隆市長に提出した「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」は同会事務所で会見を開き、「署 -
折り鶴のレイで世界一 長さがギネス認定 沖縄市民平和の日
2017/09/08 14:00折り鶴をつなげて作られた9.7キロメートルのレイの長さを測る関係者ら=7日午前11時7分ごろ、沖縄市の沖縄市体育館【沖縄】折り鶴を1本のロープでつないだレイの長さでギネス世界記録に挑戦する沖縄県沖縄市の事業「折り鶴プロジェクト 最も長い折り鶴レイ」の公開測定が7日、沖縄市民体育館で行われ、2013年に広島市で樹立された7千メートルを上回る9775・33メートルでギネス世界記録に認定された。33万3 -
優しい母 生きた証し 「対馬丸」撃沈73年、平和願い託す写真
2017/08/22 12:00母の遺影を対馬丸記念館に展示することを決めた金城園子さん(左)と娘の仲本江利子さん=19日、沖縄市戦時中、沖縄から本土に疎開する児童や一般疎開者が乗った「対馬丸」が鹿児島県・トカラ列島の悪石島(あくせきじま)沖で米潜水艦の魚雷に撃沈されて、22日で73年になる。沖縄市の金城園子さん(85)は、一般疎開で乗船し亡くなった母・島袋末(すえ)さん=名護市出身=の写真を那覇市若狭の対馬丸記念館に提供する。 -
「平和と共生、受け継ぐ」 大田元知事県民葬、2000人が惜別
2017/07/27 16:002千人以上が大田昌秀元知事との別れを惜しんだ県民葬=26日午後、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟6月12日に亡くなった大田昌秀元知事の功績をたたえ、冥福を祈る県民葬(実行委員長・翁長雄志知事)が26日午後、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで催された。約2千人が参列し、大田元知事との最後の別れを惜しんだ。翁長知事は式辞で「大田さんの理念を受け継ぐ」と決意を示した。鶴保庸介沖縄担当 -
あなたの証 いま、ここに…「平和の礎」朝鮮人犠牲者刻銘板で哀悼会
2017/06/21 12:00新たに刻銘された朝鮮人犠牲者の刻銘板の前で手を合わせる支援者ら=20日、糸満市摩文仁の「平和の礎」沖縄戦犠牲者の名前を刻む糸満市摩文仁の「平和の礎」で20日、沖縄戦に強制動員された朝鮮人犠牲者の刻銘板の前に支援者らが集い、哀悼会がしめやかに開かれた。本年度は平和の礎に朝鮮人犠牲者が7年ぶりに追加刻銘された。参加者らは名前が刻まれた刻銘板の前で、朝鮮人犠牲者の強制動員の実態解明を進める決意を新たにし -
元沖縄県知事の大田昌秀氏が死去 多くの県民が悼み 平和への意志受け継ぐ
2017/06/13 14:00完成前の平和の礎を視察する大田昌秀さん(右)=1994年12月13日、糸満市摩文仁多くの学友を失った沖縄戦体験を原点とし、戦争と米軍基地のない平和な沖縄を希求し続けた元県知事で琉球大名誉教授の大田昌秀さんが12日、死去した。「平和の礎」を建立し、平和のメッセージを沖縄から発した。少女乱暴事件に抗議する1995年10月の県民大会で「幼い少女の尊厳を守れなかった」と謝罪し、基地の重圧を沖縄に強いる日米 -
ひめゆりの塔で平和祈り、歌い継ぐ「相思樹の歌」
2017/01/20 11:00(写真・琉球新報社)松川郁子コーラスグループは15日、糸満市伊原のひめゆりの塔前で「相思樹の歌」を歌い、ひめゆり学徒を追悼した。「相思樹の歌」は、ひめゆり学徒が卒業式に向けて練習していたが、沖縄戦で歌えなくなってしまった歌。美しいハーモニーにじっと耳を傾けていたひめゆり平和祈念資料館の島袋淑子館長は「聴くだけで亡き友達の顔が浮かんできた。友達も一緒に歌ったと思います。本当にありがとうございます」と -
演劇「命どぅ宝」で非暴力の希望ー東京・劇団文化座 平和の原点描く
2017/01/16 10:00演劇「命どぅ宝」の稽古に励む劇団文化座の出演者ら=13日、東京都北区の劇団文化座(写真・琉球新報社)米軍による土地の強制接収に沖縄住民が激しく抵抗した1950年代の「島ぐるみ闘争」が舞台の演劇「命(ぬち)どぅ宝」が2月2~12日、東京都池袋の東京芸術劇場シアターウエストで上演される。劇団文化座(東京都)の創立75周年記念第1弾で、代表の女優・佐々木愛さん(73)は「沖縄の人に見てもらっても絶対大丈 -
「命どぅ宝」忘れない 渡嘉敷訪れ平和学習
2016/12/15 11:00平和語り部育成事業で渡嘉敷村を訪れ、集団自決跡地で黙とうする糸満市の小中学生=10日、渡嘉敷村北山(写真・琉球新報社)【渡嘉敷】2016年度糸満市平和語り部育成事業(糸満市主催)の第1過程宿泊研修が10日から1泊2日の日程で渡嘉敷村で開かれ、糸満市の小中学生13人が渡嘉敷島の沖縄戦や自然、文化、歴史について学んだ。糸満市の交流事業の一環で同市が戦争体験者に代わる「平和語り部」を育成することを目的に -
「辺野古・高江・伊江は一つ」平和資料館 謝花館長が講話「71年たっても戦時中」
2016/12/06 11:00(写真・琉球新報社)【伊江】「辺野古・高江・伊江島、この三つは一つであります。毎日怒りと悔しさが続いている。71年がたっても、今は戦時中であります」。伊江島の反戦平和資料館で謝花悦子館長(78)は11月22日、資料館を訪れた人たちの目を見ながら力強く語り掛けた。東京の旅行社が企画した伊江島の歴史を学ぶツアーで、謝花館長が話をした。県内外から訪れた12人の参加者が聞き入った。故阿波根昌鴻さんと平和運 -
平和の尊さ、演じ学ぶ うるま・宮森小でジェット機墜落、劇で再現
2016/11/11 10:00(写真・琉球新報社)【うるま】うるま市立宮森小学校で6日、学習発表会が開かれ、6年生の児童が1959年に旧石川市の宮森小に米軍戦闘機が墜落した事故を再現した劇「宝の子~宮森ジェット機墜落事故」を披露した。集まった保護者からは「熱がこもっていた」「当時を思い出した」など称賛の声が上がった。児童たちは、米軍の「銃剣とブルドーザー」による沖縄の歴史や米軍ジェット機が墜落した際の住民、当時の児童たちの証言 -
平和祈念像の原型、宜野湾文化財へ 展示施設も検討
2016/11/10 10:00保存・活用が検討される平和祈念像の原型=10月28日、宜野湾市普天間の山田真山画伯のアトリエ (写真・琉球新報社)【宜野湾】糸満市の平和祈念堂内にある、故山田真山画伯の平和祈念像の原型が、宜野湾市普天間のアトリエ(工房)に保存されている件で、宜野湾市は文化財登録・指定と展示施設建設を検討していることが8日までに分かった。今年5月と8月に「保存および展示に関する専門家等意見交換会」が開かれ、修復や展 -
那覇・平和通りにかわいいお化け 園児らハロウィーン仮装
2016/11/01 12:00(写真・琉球新報社)第21回ハロウィーン仮装大会(那覇市平和通り商店街振興組合主催)が31日、那覇市の平和通りなどで開かれた。お化けや魔女、漫画のキャラクターに扮(ふん)した子どもたちが商店街を練り歩いた。「トリック オア トリート(お菓子をくれないといたずらするよ)」と、衣装を身にまとった子どもたちがお菓子をねだるとかわいらしい姿に通りは笑顔であふれた。イベントには保育園児や学童の児童らと親、保 -
中山きくさんと吉永小百合さんに平和賞 澄和フューチャリスト賞
2016/10/28 11:00澄和Futurist賞を受け喜ぶ(左から)吉永小百合さん、中山きくさん、無言館の窪島誠一郎館長=27日午後、東京都千代田区の如水会館 (写真・琉球新報社)【東京】市民目線の平和活動に地道に取り組む個人や団体を表彰する「澄和Futurist(フューチャリスト)賞~平和、人・自然 なごむ世界へ~」(一般財団法人澄和主催)表彰式が27日、都内で開かれた。沖縄戦の語り部活動を続けている元青春を語る会代表の -
平和の象徴と「辺野古NO」 ”ハトおじさん”沖縄自立訴え街頭に
2016/09/05 15:00(写真・琉球新報社)那覇市上之屋の国道58号沿いに立ち、肩や腕にハトを乗せてバイオリンを弾き、辺野古新基地建設とオスプレイ配備への反対を訴える男性がいる。周囲の人から「ハトおじさん」と呼ばれるのは、那覇市の自営業、長堂嘉光(かみつ)さん(69)。母親の疎開先の宮崎県で生まれた長堂さんだが、沖縄戦で親族40人以上を亡くした。「米軍だけでなく、自国にもいじめられている地域は世界中にどこにもない」。平和 -
平和ガイドが団結 4団体 「わくこえネット」結成
2016/09/02 13:00(写真・琉球新報社)沖縄戦の実相を伝え、戦争のない世の中をつくるため独自に平和ガイドなどの活動を続けていた県内4団体がこのほど、統一組織「わくこえネット」を結成した。高齢化に伴い沖縄戦体験者が年々少なくなる中、会を問わず共に学習し交流することでガイドの会全体の活性化を目指す。会をまたぐ交流は個人間では行われていたが、組織を結成しての交流や共同学習は初めて。今回呼び掛けに賛同し集まった4団体は県観光 -
対馬丸の子どもたちが伝える平和
2016/08/23 12:00(写真・琉球新報社)72年前の1944年8月22日、戦火が迫る沖縄から本土に疎開する学童らを乗せた船「対馬丸」が鹿児島県悪石島付近で、米軍の魚雷攻撃を受け沈没した。学校単位で疎開した学童783人、家族で疎開した一般疎開者626人を含む1,484人(2015年8月22日現在、氏名判明分)が犠牲になった。これだけの子どもが犠牲になった悲劇を伝え、平和を作る取り組みが沖縄県那覇市の対馬丸記念館で始まって -
主張ばかりでは衝突、犠牲は子どもに “平和への思い”花岡君作文に
2016/08/19 12:00合唱団で歌の練習をする花岡光君(中央)=那覇市若狭の対馬丸記念館(写真・琉球新報社)一人一人が思いやりを持ち、相手に対して理解と許し合える心を持ち、変わっていけば、みんなが平和の心を育てていけるかもしれない-。22日に那覇市の小桜の塔で執り行われる「対馬丸慰霊祭」(対馬丸記念会主催)で、つしま丸児童合唱団の花岡光君(12)=那覇市立垣花小6年=が平和を誓う作文を朗読する。同慰霊祭で児童が作文を読み