文化財の琉球新報に関する話題
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沖縄戦跡の文化財指定わずか1.9% 進む崩落、調査追いつかず 41市町村に調査
2020/06/30 15:30沖縄戦で住民らが避難した壕や日本軍が構築した陣地壕などの戦争遺跡について、県内41市町村が把握している1313カ所のうち市町村などが文化財指定しているのは、14市町村26カ所で1.9%にとどまることが29日、本紙の調べで分かった。10市町村は現在、計12カ所の文化財指定を検討している。戦後75年が経過し、壕などは崩落や消失が進む。戦争体験者の高齢化で証言の裏付けも得られにくくなっており、戦争遺跡の -
首里城出土品展が再開 戦前の欄干など700点ずらり 埋蔵文化財センター
2020/06/05 12:30西原町上原の県立埋蔵文化財センターは、新型コロナウイルス感染防止のため、4月10日から中断していた企画展「首里城正殿跡出土品展」を5月15日から再開している。開催期間は当初、5月10日までの予定だったが、6月28日まで延長する。出土品展は首里城正殿跡の発掘調査での出土品約700点を展示している。展示会では戦前の首里城正殿の欄干や兜(かぶと)の部品、「天上人間」という銘の入った梵鐘(ぼんしょう)など -
平和祈念像の原型、宜野湾文化財へ 展示施設も検討
2016/11/10 10:00保存・活用が検討される平和祈念像の原型=10月28日、宜野湾市普天間の山田真山画伯のアトリエ (写真・琉球新報社)【宜野湾】糸満市の平和祈念堂内にある、故山田真山画伯の平和祈念像の原型が、宜野湾市普天間のアトリエ(工房)に保存されている件で、宜野湾市は文化財登録・指定と展示施設建設を検討していることが8日までに分かった。今年5月と8月に「保存および展示に関する専門家等意見交換会」が開かれ、修復や展 -
国の重要無形文化財「八月踊り」始まる 多良間村
2016/09/09 10:00(写真・琉球新報社)国の重要無形民俗文化財に指定されている沖縄県多良間村の豊年祭「八月踊り」が旧暦8月8日の8日、始まった。10日までの日程で、同村仲筋・塩川両地域で多彩な伝統芸能が繰り広げられる。初日は仲筋の士原御願所で組踊「忠臣仲宗根豊見親組」など26演目が奉納された。県内外から多数の観光客が訪れる中、脈々と受け継がれてきた民俗芸能が披露された。「忠臣-」は16世紀に宮古を治めた仲宗根豊見親が