米軍の琉球新報に関する話題
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貯水槽のマンホール部品の老朽化で漏出 米軍が説明 PFOS汚染水流出
2021/06/14 13:00【うるま】沖縄県うるま市昆布にある米軍の「陸軍貯油施設」内から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物を含む水が基地外へ流出した可能性のある事故で、施設内を12日午後に視察した県によると、米軍は、貯水槽の天井にあるマンホールのふたのパッキンの老朽化で雨水が入り込み、内部の水が漏出したと考えられると説明した。貯水槽は、米軍独自の点検では7日は異常なかったが、10日の点検で漏出が分かったという。貯水槽 -
米軍ヘリ離陸後の畑に引きずった跡 耕作者ら5日ぶり確認 津堅島不時着
2021/06/09 14:00【津堅島=うるま】次回の植え付けに備えて耕していた畑は、各所に足跡が残っていた。畝を崩すように何かを引きずったような跡もあった。2日深夜にうるま市津堅島の民間地の畑に不時着した米軍ヘリが、7日に普天間飛行場に戻ったことで規制線が取り除かれた。「思ったよりも荒れてなくて良かったよ」。畑を耕作する安里隆男さん(55)は、ほっとした表情を浮かべた。規制線が取り除かれた7日の午後5時ごろ、畑を管理する伊覇 -
米軍の廃棄物に抗議したら家宅捜索される 識者は「過剰な捜査」と指摘
2021/06/08 15:00【北部】米軍北部訓練場のメインゲートで米軍や軍雇用員らの通行を妨害したとして、県警が4日、威力業務妨害の疑いでチョウ類研究者の宮城秋乃さんの自宅を家宅捜索したことが分かった。識者は「捜査は過剰だ。表現の自由の権利に対する不当な侵害ではないか」と指摘した。この件について県警は「回答を差し控える」としている。宮城さんによると、4日午前、県警の捜査員ら約10人が宮城さんの東村の自宅内や倉庫を約1時間半か -
米軍北部訓練場「世界遺産登録に影響ない」 玉城知事が見解
2021/05/12 14:00「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録が確実になった10日から一夜明けた11日朝、沖縄県の玉城デニー知事は県庁で記者会見を開いた。本島北部地区「やんばる」の推薦地に隣接する米軍北部訓練場の運用が周辺環境に与える影響について玉城知事は、返還地から危険な廃棄物などが見つかったものの、「遺産登録に影響が生じることはない」との見解を示した。また「北部訓練場からはみ出た訓練が行われる -
米軍属女性暴行殺人から5年 「事件、風化させたくない」 現場で悼む声
2021/04/30 14:00【恩納】本島中部の女性会社員が殺害された米軍属女性暴行殺人事件の発生から、28日で5年を迎えた。恩納村安富祖の遺体遺棄現場には女性を悼む人たちがが訪れ、「二度と事件を起こしてはならない」と胸に刻みながら静かに祈った。献花台周辺には、遺族の了解を得て千羽鶴などこれまでに寄せられた供え物や手紙が並べられ、被害者が寒くないようにと温かいコーヒーも供えられた。金武町の屋比久宗子さん(80)は「(被害者の) -
墓参りにも米軍の許可が必要「いつまで続くのか」 清明祭で353人が基地立ち入り申請
2021/04/14 13:00【宜野湾】沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場内で11日、清明祭(シーミー)があった。基地内に墓がある住民らが米軍の許可を得て中に入り先祖に手を合わせた。住民らは「目の前に墓があるのに、いつまで(立ち入り許可制が)続くのか」と早期返還を求めた。市によると、清明祭で今年は353人が立ち入り申請をした。例年400人以上が申請しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で減少したとみられる。同飛行場南側の誘 -
米軍「辺野古は高額、実現できぬ」1980年に明記 日本負担を当てに復活か
2021/04/12 13:001966年に存在した名護市辺野古の米海兵隊飛行場建設計画が、80年に米軍が作成した資料でも登場し、「高い建設費のため、実現できない」と明記されていることが10日までに分かった。米軍が60年代から描いて費用面で断念していた辺野古基地建設計画は、日本政府の出資を当てに現在の新基地建設計画として復活したことになる。今月12日で、96年の普天間飛行場全面返還合意から25年が経過するが、辺野古新基地完成を条 -
ヘリから狙撃、人員つり下げ…米軍が訓練を相次いでツイート 「沖縄に配慮ない」批判の声
2021/03/25 13:00【北部】在沖米海兵隊が本島北部での訓練状況について、短文投稿サイト「ツイッター」に相次いで公開している。ヘリコプターからの狙撃、人員のつり下げをしている様子を動画や写真で紹介し、「練度の向上につながる」などと強調する。ツイッター上の反応では過去の米軍事故などに触れて反発する声や、逆に訓練を支持する肯定的な声があった。第3海兵遠征軍は22日、UH1Y多用途ヘリを使った人員のつり下げ訓練の様子を投稿し -
【独自】米軍機か、またも沖縄低空飛行 中止要請翌日「ばかにしている」 辺戸岬や慶良間など
2021/02/19 13:0018日午前、米軍機とみられる大型機の低空飛行が、沖縄県の慶良間諸島や国頭村の辺戸岬など各地で確認された。県や国頭村は17日に低空飛行中止などを国に要請したばかりで、地元から強い反発の声が上がっている。大型機は、在沖縄米空軍MC130J特殊作戦機とみられる。機体1機が午前11時から11時半分ごろに慶良間諸島に飛来し、渡嘉敷島、座間味島の間の海上を飛行した。目撃者によると130メートルの山よりも低い高 -
低空飛行、強制わいせつ…相次ぐ米軍被害に「遺憾」 沖縄県副知事が国へ抗議
2021/02/18 13:30米空軍第353特殊作戦群所属のMC―130J特殊作戦機が国頭村辺戸岬で低空飛行訓練を実施したことや在沖海兵隊員が強制わいせつ容疑で摘発された件を受け、謝花喜一郎副知事は17日、外務省沖縄事務所の橋本尚文沖縄担当大使と沖縄防衛局の田中利則局長を県庁に呼び出し抗議した。2人が県庁で低空飛行についての抗議を受けるのは、1月20日に続き2回目。米兵事件も重なったことを踏まえ、「1カ月もたたないうちに、こう -
普天間滑走路、米軍がスーパーボウルに合わせ休止 入試中や夜も飛ぶのに…
2021/02/15 14:00在沖米海兵隊は日本時間の5日午後6時から9日午前までの間、米プロフットボールNFL王者を決める行事「スーパーボウル」に合わせて米軍普天間飛行場の滑走路の運用を止めていたことが分かった。県立高校や県内大学の入試や卒業式などで飛行しないよう求める地元の求めは聞き入れない一方で、自国のイベントには運用を控えるという対応の違いが際立つ。米連邦航空局が発行する短期的な航空情報「ノータム」の履歴を見ると、スー -
米軍、読谷では連絡なく「つり下げ訓練」 村は原則認めず
2021/02/12 13:00【読谷】10日午後4時ごろ、在沖米海兵隊のCH53E大型輸送ヘリコプター1機が沖縄県読谷村にある米陸軍トリイ通信施設で、フロートの様な物体をつり下げるスリング訓練を実施しているのが確認された。つり下げ訓練の確認は2020年8月6日以来。同基地内の着陸帯は医療搬送時などの緊急時に使用する「管理」型であるとして、村や村議会は訓練での使用を原則認めていない。村担当者も現場を確認した。村に米軍から事前通知 -
米軍機の低空飛行「明らかに基準逸脱」沖縄知事公室長が電話抗議
2021/02/05 13:00慶良間諸島周辺での米軍機の低空飛行に対し、県の金城賢知事公室長は3日、第353特殊作戦群のマイケル・トーマス司令官に電話で抗議した。県によると「飛行に当たって日米の全合意事項の順守を確認しており、日本国内における飛行制限などに十分留意している」と正当性を主張した。金城知事公室長は「明らかに日本の国内法などで定めた高度基準を下回っている」と指摘し、再検証を求めた。金城知事公室長は「地域住民らに不安を -
米軍トラブルの相談窓口を開設 沖縄県、北谷町役場内に 女性殺害事件受け支援を強化
2021/01/29 13:00【北谷】2019年4月に北谷町桑江で発生した米兵による女性殺害事件を受け、沖縄県は、米軍人・軍属との家庭問題や交際トラブルを抱えた女性の相談窓口「ソリューションセンター あゆむ」を5日に北谷町役場内に開設した。米軍関係者とのトラブルに特化した公的機関の相談窓口開設は初めて。19年の事件では在沖米海兵隊所属の男性海軍兵が一時期交際していた北谷町の女性を殺害、自殺した。日米の捜査機関はトラブルを把握し -
渡嘉敷・座間味島でまた低空飛行、米軍輸送機か 住民「危険、止めて」
2021/01/07 12:30【渡嘉敷】6日午後2時ごろ、米軍輸送機と思われる大型飛行機5機が渡嘉敷村渡嘉敷港の上空100メートル付近を低空飛行し、港と城島(標高110メートル)の間を抜けて渡嘉敷村儀津埼(標高約80メートル)方面へ3度、旋回飛行するのが確認された。低空飛行は隣の座間味島でも目撃された。同機は標高約100メートル付近を低空飛行で慶良間諸島の旋回飛行を繰り返しているのを地元住民らが目撃している。住民の男性(44) -
米軍嘉手納基地でコロナワクチン接種開始 医療従事者を優先
2021/01/04 13:00【与那嶺路代本紙嘱託記者】米軍嘉手納基地は29日、新型コロナウイルスのワクチン接種を始めたと発表した。医療従事者を優先的に接種する。同基地はフェイスブックで「国防総省の方針に従い、嘉手納医療クリニックは今週ワクチン接種の最初の段階を始めた」と投稿した。ロイター通信によると、28日から在日米軍でワクチン接種が始まった。先週、約8千回分のワクチンが到着した。 -
米軍が放射性物質放置か 沖縄の北部訓練場返還地からコバルト60含む部品
2020/12/16 12:30【国頭】世界自然遺産の候補地となっている国頭村の米軍北部訓練場の返還地で15日までに放射性物質「コバルト60」を含む電子部品が見つかった。返還前に米軍が放置した可能性が高い。周辺環境より高い放射線量は確認されていないが、識者は「本来は厳重に管理されるべき物質だ」と指摘する。部品は国頭村安田のヘリ発着場「FBJ」跡地で、チョウ類研究者の宮城秋乃さんが見つけた。棚原朗琉球大理学部教授(化学)が、琉球放 -
12月13日に沖縄で起きたこと 小学校に米軍ヘリの窓落下3年 オスプレイ墜落4年…相次ぐ米軍機の事故
2020/12/14 13:0013日で宜野湾市立普天間第二小学校に米軍ヘリの窓が落下した事故から3年、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部に墜落した事故から4年が経過した。普天間飛行場の返還は合意されたまま滞っている。住宅密集地を避けて飛行するという約束も守られず、危険性は何ら変わっていない。2016年12月13日に夜間の空中給油訓練中のオスプレイが名護市安部の沿岸部に墜落した。搭乗員2人が負傷した。同じ日に、同型機 -
米軍ヘリ部品落下事故から3年 緑ヶ丘保育園の保護者ら、オンラインイベント企画
2020/12/04 13:40【宜野湾】宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園に米軍機の部品が落下し、7日で3年を迎える。園児の保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」や園側が、オンラインによる講演やイベントを企画している。チームメンバーでフェス実行委の宮城智子さんや与那城千恵美さんらは2日、フェス用の動画を撮影した。2人は、米軍機が園上空を飛ぶ状況が変わらないことを憂いつつ「イベントを楽しみながら、一緒に子どもたちの空について考えてもら -
米軍北部訓練場ゲート前、通過の車を記録か「人権侵害の可能性」
2020/10/19 14:30【東・国頭】沖縄県東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場の警備を巡り、チョウ類研究者の宮城秋乃さんが、同訓練場ゲート前の通過記録を取られている可能性を訴えている。車で県道70号を走行する際、ゲートの警備員が通過を報告・記録するような動きをするという。赤嶺政賢衆院議員が、宮城さんが撮影した動画を見せて防衛省に確認したところ「警備の範囲内において、通過する人について報告、記録することはあり得る」との回答 -
普天間泡消火剤流出 米軍報告書「非常停止作動せず」 米兵証言、不具合か
2020/10/12 13:004月10日に米軍普天間飛行場で発生した泡消火剤の流出事故で、琉球新報は9日までに、米軍が作成した事故報告書を米情報公開請求に基づき入手した。それによると、放出を止めるために必要な非常停止ボタンの「長押し」を試みたが、放出は止まらず、ボタンが「作動していなかった」と、現場の米海兵隊員らが証言していたことが分かった。装置に不具合があった可能性がある。報告書は現場の海兵隊員が泡消火剤の非常停止ボタンの正 -
泡消火剤流出、米軍のバーベキューが原因 格納庫近くで装置作動
2020/09/07 14:00在沖米海兵隊は4日、米軍普天間飛行場で今年4月10日に泡消火剤が流出した事故について、海兵隊員が格納庫近くでバーベキューをしていたことが原因だったと明らかにした。バーベキューの器材の熱が格納庫の消火装置を作動させ、大量の泡消火剤が流れ出た。米軍は4日に示した再発防止策で、格納庫近くでのバーベキューを含む火器の使用を禁止したと説明。全ての格納庫の消火システムについて停止方法の表示も改めたとしている。 -
キャンプ・シュワブなどドローンの飛行禁止 防衛省、米軍基地を初指定 取材制限で懸念も
2020/08/07 14:30【東京】防衛省は7日、小型無人機(ドローン)の飛行を禁止するドローン規制法の対象施設に、キャンプ・シュワブや嘉手納基地など在日米軍基地15カ所を指定した。米軍基地の指定は初めて。自衛隊についても、航空自衛隊那覇基地など14カ所が追加指定された。周知期間を経て米軍は9月6日から、自衛隊は8月17日から対象施設とその周囲300メートルでドローンの使用が原則禁止され、飛ばすには同意が必要になる。名護市辺 -
米軍隔離措置に抜け穴か コロナ予防策、不透明な実態
2020/07/20 14:00米軍は新型コロナウイルス感染拡大の予防策として構成員に米本国など異動元と日本でそれぞれ14日間ずつ隔離措置を課している。それにもかかわらず本国からウイルスが持ち込まれていたとすれば、PCR検査の有無以前に、この隔離措置そのものに“穴”があった可能性が高い。14日間という期間は新型コロナウイルスの症状が出るまでの期間(潜伏期間)を考慮したもので、世界各国が隔離措置として取り入れている標準的な長さだ。 -
在沖米軍 新型コロナ感染136人 ハンセンで新たに36人 部隊間移動が原因か
2020/07/16 13:00沖縄県は15日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した米軍キャンプ・ハンセン(金武町、宜野座村など)で新たに36人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。米海兵隊太平洋基地によると、新たな感染者は、先にハンセンで判明したクラスターに関連している。米軍関係の感染者数は計136人となった。ハンセンや普天間飛行場でクラスターが確認されるなど、感染者が急増している。米海兵隊太平洋