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昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(71)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の蛭子が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「観光地を旅行して、美しい景色やおいしい料理に感動しているのに、夫には『お前には感情がないのか?』と言われます。感情を表に出すためには、どうしたらいいでしょうか?」(エリスズさん・48・OL・栃木県)

 

【A】「有吉さんはなんとなくオレに似てる。仲間じゃないかなと思ってます」(蛭子能収)

 

感情の表現の仕方は人それぞれやから、自分の好きなようにすればいいと思いますよ。人間は誰でも表情が豊かだと思ったら大間違いです。テレビで大げさに表現するのはテレビ的によく見えるからで全部演技です。

 

とくに料理を食べて、目をつぶってうなるなんて普通でもしないですよね。そんなにおいしいとは思っていないと思いますよ。だからアナタも演技をすればいいんです。

 

オレはそんなリアクションが苦手です。ロケで夜景スポットに行っても「すごいな」と一言ぐらいはいいますが、そんなに心は躍りません。先日も、有吉(弘行)さんが番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』でオレに旅レポをさせて、無感動のままレポートするオレを笑ってました。

 

有吉さんは、たぶんオレのことは好きだと思いますよ。オレもまあまあ好きだし、昔からなんとなく自分と似ているというか、仲間じゃないかなと思っていました。だからこれからも、オレが何かやらかすのを見て「またやっているよ」と喜んでくれたらうれしいですね。

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