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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ…!

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どうしてこうも「オイル」というものは人を惹きつけるのか。
かわるがわる話題のオイルが浮上しては
ついつい買ってしまうレディが後を絶たない。
我が家のミーハー祖母もココナッツオイルを絶賛したかと思いきや使い切らないうちにアマニ油を購入。
「どう?」と訊くと、どちらに対しても「いいよ」という雑な返答。
いろいろ新種が湧き出てくるけど、結局何が違って何がいいの!??ということで、

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買い漁ってきた。

オイル売り場の充実っぷりにあやうく心が折れるところだったが、
①「あ~…その名前どっかで…!」程度以上の認知度があるもの
② なんとか庶民でも継続できる良心価格なもの
という条件で選ばれし7つのオイルたち…。

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以下、うさこの独自調査によるオイル調査結果を報告します。
(個人の調査結果ですので品質や効能に関してはびっくりするくらい保証しません)

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【第一部 いつでも使える日常系オイル】

■エントリーナンバー1 オリーブオイル

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定番オリーブオイル。地中海で誕生してから数千年の歴史を持つ。
「サラダ油」が一体何者なのか分からないためあまり信用していないわたしにとって
ごま油と並んで常にそばにいてほしい恋人系オイルだ。
古代ギリシア医学の祖ヒポクラテスが「偉大なる医薬」と絶賛するほど体によく、
悪玉コレステロールをやっつけ、癌を抑制し、糖尿病を予防し、
骨粗しょう症を防ぎ、アルツハイマーの進行さえも抑える。
一大現代病の鼻炎・花粉症にも効果があるんだとか。さすがヒポクラテスが褒めるだけある。
香り高く、パンをじゃびじゃびに浸したくなるような気持ちを喚起させる(個人の評価です)。
ヘアケアに利用すれば髪はサラサラになり、マッサージをすれば疲労回復。
調べれば調べるほど能力値が高く、今わたしは幼馴染がノーベル賞取ってたみたいな複雑な気持ちに晒されています。
す…すごいやつだったんだね…。
(500ml/598円)

 

■エントリーナンバー2 こめ油

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抗酸化成分が豊富で熱に強いため、揚げ物にぴったり!痛みが少なく何回も使え、油切れがよく、冷めてもおいしい。
揚げ物の申し子すぎるわ。
こめ油の多くは日本の米で作られる。世にも珍しい国産オイルなのだ。
平安時代より美の救世主として愛された米ぬかから抽出されるため、栄養もたっぷり。
特に「ビタミンE」とスーパービタミンEと呼ばれる「トコトリエノール」によって
老化を招く体の酸化を防ぐ。ド天然アンチエイジング…!
揚げ物を食べながら若々しくいられる奇跡のオイルなのだ。
(500ml/398円)

 

■エントリーナンバー3 ひまわり油

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舐めると、あまりのサラッとした軽すぎる舌触りにびっくり。わたしこれなら飲める。
よく知るひまわりの種から採取される油「ひまわり油」。
豊富に含まれる「オレイン酸」は善玉コレステロールそのまま、体にとって良くない悪玉だけ減らす善悪の区別がつく賢い成分だ
人の皮脂に最も多く含まれる成分であるため、保湿力も抜群。
腸を活発にさせて便秘も解消させる能力も持つ女性の味方感溢れるオイルだ。
(600ml/450円)

 

■エントリーナンバー4 ココナッツオイル

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特徴は「中鎖脂肪酸」。
消化吸収が早く、分解されてさっさとエネルギーになる。体に頭にエナジーみなぎる。
「母乳と同じ成分!」と謳われ白く濁ったこの見た目なので必要以上に母乳イメージがあるが、意外にもサラッとしていてそこまで味もない。
食べたときのメモには「すごいサラサラ 水みたい なんにでも合いそう だって水だもん」と書いてある。
水ではない。
(130ml/880円)

 

【第二部 ちょい足しで真価を発揮するスペシャルオイル】

いずれも生で食べることが推奨される。
みそ汁やトースト、ヨーグルトなどに毎日ひっそりスプーン1杯プラスオン…。
贅沢なちょい足しオイルたちがこちらだ。

■エントリーナンバー5 えごま油

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えごま油とはシソ科の植物えごまの種子から抽出した油。
馴染みがないが、「五平餅の上にかかってる胡麻みたいだけど胡麻じゃないアレ」「あんぱんに乗ってる胡麻じゃないアレ」と言われてハッとなる。あなたでしたか!!
現代人が不足しがちな「オメガ3脂肪酸」が多く
血管を拡張させ血流をよくしたり、アレルギーを防いだり、さらには体内に入ると魅惑の「DHA(ドコサヘキサエン酸)」に変化し、脳を活性化するのだそうだ。
なかなか本気を出さない我が脳にえごま油で呼びかけたいところ。緑茶系の味わい。
(170ml/1,280円)

 

■エントリーナンバー6 アマニ油

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アマニ科の植物の種子より採取。かつてはミイラを包む布地に利用されたと聞けば「なんか保存力がすごそう」と漠然とした感想が生まれる。
いい感じで女性ホルモンに作用するらしく、
更年期症状の緩和、乳がんや骨粗しょう症の予防…と女性の心配事を遠ざける偉大なヒーロー「アマニ油」
そのまま飲むとちょっと笑っちゃうレベルのおいしくなさもご愛嬌である。
(100ml/698円)

 

■エントリーナンバー7 パンプキンシードオイル

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最近「○○シードオイル」と聞く機会が多いが、その界隈では最安値だったためパンプキンシードをチョイス。
尿関係のお薬として用いる国もあるそうだ。
筋肉や神経を強化する「トコフェロール」、精神を安定させる「セロトニン」なども含む。
種子感溢れる香ばしいお味。バニラアイスなどにも合うそう。楽しめる系オイル。
(100ml/980円)

 

「どれが一番いいんだ」という気持ちで始めたオイル総選挙だったが、
「全部が全部違った良さがある」ということが判明。
ナンバーワンじゃなくてオンリーワンだった。
これから先もきっと新種オイルが巷に進出するが、
話題に流されず自分にとって何の栄養素が必要かを考えて効果的にオイルを摂取する…それが真のオイル道!!
健康オイルライフを送ろう。

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