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夏の本番を迎えたいま、毎日が電氣富豪!

掃除機、洗濯機、アイロン、炊飯器などをフル稼働させながら、電力消費をしています。

 

夏といえばエアコン。

電氣食いの王道家電ですが、電力が有り余っているので問題なく使えます。

わたしはエアコンの風を浴びると体調を崩す体質なので、一人で家にいるときは使わないのですが、暑がりの夫がいる休日は日中つけて涼んでいます。

3.11の原発事故以降、こんなにのびのびとエアコンの冷たい風を享受できる夏は初めて♪

エアコン&扇風機ダブルという贅沢を満喫しているのは、我が家の愛犬モッシュ。

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なんとも涼しそうで幸せそうです(笑)

ちなみにワット数をチェックしてみると、1,15kW/h。やはりけっこうな電力消費です。

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しかし、パネル表示を見てみると、しっかりチャージングボタンが点灯。

サトウ発電所がエアコンに勝利を納めている証拠です!

梅雨は拍子抜けするほど問題なく過ごせましたが、夏はもっともっと問題なく過ごせること間違いなし♪

最近は、電力自給をしていることをすっかり忘れているほどです(笑)

 

さて、先日のこと。

初めてバッテリーに延命剤というものを入れてみました。

我が家の電力自給生活を始めてから、初のメンテナンス。

以前ご紹介した自エネ組リーダーの大塚尚幹さんが、その延命剤を送ってくださいました。

(詳しくは、第17灯 GO! GO! 自エネ組! 我が家の電柱を抜いた日の思い出♪ をお読みください)

というのも、自エネ組で電力自給システムを構築したお宅で、バッテリーを酷使しすぎてしまったことが原因となって、寿命が縮んでしまったところが二か所ほどあったとのこと。

本来ですと、1年半から2年に一度のペースで延命剤を入れて、バッテリーを長持ちさせていきます。

引っ越してきてまだ1年も経たない我が家には早いのですが、東電と完全オフしていてバックアップのない我が家を案じてくださり、ご厚意を承りました。

 

延命剤とは、「ITEバッテリー添加剤アクティベータ」のことを指します。

際技術交流協会(米国非営利協会)の理事長である小澤昭弥工学博士が開発した有機ポリマー活性化剤です。

これがスゴイんです!

電極板についたサビを溶解・除去して、新品時の通電状態まで戻してくれるのです!

そして、本来バッテリーが持っているチカラを最大限発揮するように復元してくれます!

つまり何度でも再生可能と言っても過言ではない、まさに魔法の粉!

 

さっそくトライしてみます♪

ここは精密機器メーカーに勤めているエンジニアの夫に一任。

 

用意するものは、下記の四つ。

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① ITEバッテリー添加材アクティベータ(以下ITE) ※上記写真の白い粉

② 比重計

③ ITEを溶かす容器

④ スポイトなど吸いあげるもの

 

まず、バッテリーの蓋を開けて、中に入っている精製水を比重計で吸い上げます。

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写真では比重計の緑色のラインが水と接しているので、これは問題ないレベル。

黄色や赤のラインだと、メンテナンスが必要なことを意味します。

でも、今回はとりあえず全てにITEを入れることにしましたので、緑色ラインですが延命します。

 

次に、比重計で吸い上げた水を容器に移して、ITEを入れます。

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小さなスプーン9杯分を入れて、よくかきまぜます。

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だんだん溶けてきました。

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全体がジェル状になったら準備完了です。

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ジェル化したものをスポイトのようなもので吸い上げて、バッテリーの中に注入します。

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蓋を閉じておしまい。

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作業はいたってシンプルで、とくに専門的な知識も必要ありません♪

ただ、我が家は24個もバッテリーを繋いでいるので、数が多くて大変…。

一度に全てやらなければいけないわけではなく、一ヶ月かけて終えればいいらしいので、その部分は救われました。

が…ここでハプニング発生!

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なんとITEを入れたバッテリーの蓋の穴から泡がぶくぶく溢れてくるではありませんか!

「わ~!なんだこれ~!」と慌てふためく夫。

救いを求めて急いで尚幹さんに電話!

 

夫「もしもし、尚幹さんですか?ITEを入れてみたら、ものすごい勢いで泡が出てくるんですが、これは大丈夫でしょうか?!」

尚幹さん「あらら、スプーン9杯はちょっと多かったかな?あはは、ごめんごめん!」

 

どうやら使い始めて間もない我が家のバッテリーには多い量だったようです(笑)

知識に長けた尚幹さんがあっけらかんと笑うので、わたしたちもつられて大笑い!

このときに思ったのですが、自エネ組は家族や同士のような存在で助け合えていいなと思いました。

我が家のこの経験が、今度は別のご家庭のバッテリーメンテナンスの際にお役に立つ情報となります。

製造側と消費者側という顔の見えない二元構造ではなく、同じ志を持つもの同士で協力して合い支え合いながらよいものにしていく。

ちょっと昔まではこういうことが地域などで当たり前のようにできていたのでしょう。

 

大量の泡は丁寧に拭き取って、全てのバッテリーの延命作業が無事に終了!

次のバッテリーメンテナンスは2年後くらいの予定。

次回は泡を吹かせることなくスムーズにできるでしょうか?! 笑

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