毎週、こどもたちにひとつの“ありふれたモノ”を渡していき、創造される「あそび」をお送りする連載「70㎝の目線」。
今回のモノは、「洗濯バサミ」です!
◯ 今日のこども ◯
りいたん(1歳0ヶ月)
すきなもの:いちご、はらぺこあおむし
【観察を終えて…】
今回のりいたんは、はじめは洗濯バサミで1人遊びを楽しんでいました。
しかし、次第に一緒に遊びたい、「貸してあげたい」という気持ちが芽生えてきました。自分の気持ちに、すぐに反応できるりいたん、とっても素直ですね!
言葉の話せない1歳児同士にとって、モノはコミュニケーションツールにもなります。言葉が話せなくても、関係性が生まれていきます。
洗濯バサミを使って、挟む、色分け、モノとモノをくっつける…など、色々な使い方があります。こどもの手にかかれば、概念にとらわれない遊びがどんどん広がりますね。
また、このこどもの様子は、発達状況の目安にもなります。
0歳だと、なめる・さわる・つかむ・なげる。
1歳だと、色分けをしたり、はさむことも出来るようになります。
こんな遊びを通して、彼らは自分なりに発見・獲得をしています。
洗濯ばさみを付け外しする遊びは、指先の感覚や指先を使う動作の発達を促してくれます!子どもにとっては、意外とかたくて力が要るのですよね!
りいたんの“あそび”は、約5分間でした。
あなたのお子さんに【洗濯バサミ】を渡したら、どんな反応をみせてくれるでしょうか?
次回の素材も、普段なにげなく使っている生活用品。おたのしみに!
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