朝起きて洗顔の際、あなたは始めに何をしますか? おそらく鏡に映った顔を見るのではないでしょうか。それで、「あ~あ、疲れた顔してる~」「なんか、今日のお肌の具合、良くないんじゃない? 毛穴が開いている!」「今日はメークのノリが悪いんじゃないかしら……」などと、ガッカリした言葉を心につぶやくことも多いのでは? 

人間というのは単純なもので、朝起きてすぐの気持ちが一日を支配するようなところがあります。朝一番に「疲れた顔!」と自分自身が思ってしまえば、メークをするのもあまり力が入らず、何となく気分がすぐれないまま、一日がスタートしてしまいます。逆に「すっきりした顔している!」と思える日は、メークにも力が入って、明るい気分でスタート。仕事や家事などもはかどり、積極的に人とも交流したくなります。ですから、毎日さわやかな顔でさわやかにスタートしたいのですが、なかなかそうもいきません。年齢とともに睡眠不足などがすぐ顔に出て、目覚めの冴えない顔つきに、思わず溜息をつきたくなることも増えるのですよね。

そこでどうするか……私はいかにも疲れたという顔が鏡に映ったときは、こう自分に言い聞かせることにしています。「OK! OK! この程度なら、顔を洗ってメークすれば、元気になるわよ。そうだわ、顔が明るく見えるように、チークはフワッとしたオレンジ系のピンクを使おう。目の周りのクマはコンシーラで丁寧に消して、アイカラーも優しいオレンジ系がいいわ」と。そしてメークをしながらも、「よしよし、大丈夫! けっこう元気そうになってきたじゃない? 眉もいつもより少し力強く描こう」などと、心の中で自分を励ますのです。

すると不思議なもので、メークが進むにつれて、体の中からエネルギーがわいてきて、冴えない顔色も明るさを増してきます。メークが仕上がる頃には、睡眠を十分にとったときと、そんなに大きな差はなくなります。つまり、それほど気分が顔に作用するのですよね。「大丈夫、元気な顔になる!」と信じてメークすれば良い顔になるし、「疲れた顔! やんなっちゃう」などとネガティブに考えながらメークすれば、疲れた冴えない顔になってしまうというわけなのです。