ときどき、こんな質問をされることがあります。そのときの会話を再現してみましょう。「お金の願い事って、あまりしないほうがいいのでしょうか」「何故、そう思われるのですか?」「お金がたくさん欲しいだなんて、なんだか品が悪いような、欲張りのような気がして……お金に関することは願わないほうがいいのではかいかと、なんとなく抵抗があるんです」だいたいこんな感じです。

ひょっとしてあなたも、このように「お金が欲しいけれど、それは本当は良くないこと。でも、やっぱりお金持ちになりたいので願っちゃおう」といった感じで、願い事をしたことがおありでしょうか。願い事はもちろんお金に限ったことではありません。他の願いでも、心の一方で抵抗を覚えながら、それでも願ってしまうということはありませんか。もしそうなら、これではダメなんですね。心の奥で抵抗を感じ、否定しながら願っても、願い事は決して叶わないのです。何故なら、願望と否定の両方の思いが潜在意識に入ってしまい、いわばどっちつかずの状態になって、運気が願いが叶う方向へとは動き出すことができなくなってしまうのです。否定しながら願うくらいなら、むしろ願わないほうが良いとも言えますよ。

以前からもお話ししているように、願い事をするなら、それが自分にとって最も必要なことで、正しいことなのだと心から信じて、子供のように無心に願いましょう。そして、ただ願いっぱなしで安心してしまうのではなく、最善の努力を続けましょう。そうすることで、いずれ必ず願いが叶う日が訪れますよ。

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