今回はいつもとはちょっと違うお話しをしましょう。イタリア料理などによく使われる「バジル」のお話です。「バジル」は近頃、スーパーなどでも生の葉っぱが売られていますし、自宅で栽培している方も多いですよね。私の知り合いの奥様もそのひとり。先日、お宅にお邪魔した際に、奥様の心を込めたバジルの葉を何枚もいただきました。バジル好きの私には何よりのおみやげで、早速、トマトとバジルのスパゲティをつくって、美味しくいただきました。

ところで、バジルには愛の幸せを招くパワーがあるという言い伝えをご存知ですか? ルーマニアでは、女性が結婚したい男性にバジルの葉の付いた小枝を直接、渡すことが出来ると、願いが叶うと言われています。また、モルダヴィア(現在のモルドバ)にも、バジルの小枝を受け取った男性はたちまち、その女性のトリコになるという伝説があります。なんと、どんなに浮気な男性であっても彼女しか目に入らなくなるというのです。そのほか、地中海のクレタ島では、バジルを「涙で洗い清められた愛」の象徴として家庭で栽培していたり、イタリアの一部で「バジルは男女間の愛のしるし」とされていたりなど、バジルと愛を結びつけた言い伝えは実に多いのです。何とも楽しいでしょう?

私がこれらのことを知ったのは、だいぶ以前のことですが、実際、バジルを用いて愛を射止めたといった経験はありません。でも、「バジルが愛を叶える」と知ってからは、バジルを使ってお料理したり、お料理をいただくのが何倍も楽しくなりました。
夫婦で食卓を囲むときなど、バジルがあると何となくホノボノするのですよね。こうした何となく楽しいとか、ホノボノするといった気持ちを、日常の中で出来るだけ数多くつくり出すことが大切だと私は思っています。そうした小さな積み重ねが、幸せな運気をつくっていくからです。