息子2人が教えてくれた辻家流“家族愛のかたち”(JINSEIのスパイス!第65回)

【今週の悩めるマダム】

私は初婚ですが、夫は再婚で前の奥さんとの間に一人娘がいます。その子が大学生活のために上京してくることになりました。久しぶりの再会以来、夫は娘さんの話ばっかり。しかも、大学を卒業するまでうちに下宿させてもいいか、と相談されました。私と夫の間には子どもがいないこともあり、複雑な気持ちです。(東京都在住・46歳主婦)

 

対処法は2つあります。1つは正直に奥様の気持ちをご主人に伝えて、お断りする方法です。僕はそれでもいいと思います。とっても普通のことだし、僕は奥様の気持ちを支持できます。「愛する夫のためにできた妻にならなければ!」と無理する必要はないと思います。一緒に暮らして奥様がストレスを抱えてしまうのであれば、最初にきちんと自分の意思を伝えてお断りすればいいのです。
でも、もう1つの方法を試すこともできるかと思うのです。それは、娘さんを受け入れてみるという選択肢です。いきなり同居というのも難しいので、ご主人に相談しながら、段階的に試してみるのはいかがでしょう。まずは一度、会ってみる。さらにもう一度……という風に。休日に家に招いてみたりして、そのなかでやっていけそうか、様子を探るのです。

 

最近、うちに9歳の男の子とそのお姉ちゃんがよく遊びにくるようになりました。その子たちのご両親は、ちょっとした離婚危機。ご両親とは顔見知り程度でしたが、緊急時に一度だけ預かったのがことの始まり。うちの居心地がいいみたいで、その幼いきょうだいは頻繁に遊びにくるようになってしまいました。正直に言いますと、面倒くさいときもあります。息子も含めて子どもが3人もいると、仕事が手につかないことも。でも、子どもたちが幸せそうな顔をするので、単純に「よかったな」と思うようになりました。本当に、それ以上でもそれ以下でもありません。僕は子どもが好きなんですね。このきょうだいとは別に、僕の日本人の友人が離婚し、そこの子どもたち(13歳と14歳)を預かることも増えました。1週間泊まっていたこともあります。辻家はこのところ、子どもたちの避難所みたいになっています(笑)。血のつながりのない子どもたちですけど、“人類みな兄弟”みたいな愛情が湧いてくるというか、おおらかな気持ちになれます。

 

もし、ご主人の娘さんと様々な事情を乗り越えて親しくなれるのであれば、それはそれで素晴らしいことではないでしょうか。別に前の奥さんと仲良くする必要もありませんし、その子を我が子のように思う必要などさらさらありません。でも、まずは一度会ってみては? それでだめだったら、ご主人に言えば理解してくれますよ。当然のことなんですから。

 

ご存じのように、僕にはいま一緒に暮らしている息子と別に、もう1人、大事な息子がいます。この子が最近結婚をしまして、とっても素敵な奥さんが彼のもとにやってきました。心の優しい人で、おかげで息子も幸せそうです。すっと飛び越えられない複雑な事情もないわけではないけど、自然体で臨めば、時間が溝を埋めてくれます。大事なことは、とにかく無理をしないこと。いろんな可能性を最初から排除しないこと。大きな気持ちで愛を分かち合うこと。この3つです。

 

【JINSEIの格言】

僕にはいま一緒に暮らしている息子と別に、もう1人、大事な息子がいます。すっと飛び越えられない複雑な事情もないわけではないけど、自然体で臨めば、時間が溝を埋めてくれます。

 

この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします! お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。 ※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。

 

以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!

関連カテゴリー: