「山頂のほうからはしごを慎重に下りてくる男の子がいました。こんな場所で子供を見かけるのは珍しいな、と登山ルートにカメラを向けると、周りにいた男性たちが慌てたように両腕で×(バッテン)の形を作ったんです」

 

そう語るのは、8月3日に北アルプスの槍ヶ岳を登山していた会社員女性。標高3,180mを誇る山頂は“槍の穂先”と呼ばれ、岩場をはしごや鎖でよじ登らねばならない。会社員女性が山頂に挑もうとしたとき、槍の穂先は一時通行止めとなっていたのだ。

 

「バッテンの意味がすぐにはわからなかったのですが、男の子の顔を見てハッとしました。秋篠宮家の長男、悠仁さまだったのです。SPの人たちが『写真を撮るな』と伝えていたのだと、ようやく理解できました」

 

悠仁さまはチェックのシャツを着た登山スタイルで、ヘルメットもしっかり被られていた。皇宮護衛官や秋篠宮家の職員と思しき一団は、悠仁さまのおひとりでの登頂を穂先の下のあたりから見守っていたが、その中から1人の女性が登山客に話しかけていたという。

 

「皆さん、お待ちになってくださっているのですね……」

 

申し訳なさそうに話すその女性は、つばの大きな帽子をかぶられた紀子さまだった。

 

“お忍び”だった母子2人の槍ヶ岳登山。登頂を知った宮内庁関係者は驚きを隠さない。

 

「秋篠宮さまは登山をほとんどなさらないので、紀子さまのご発案なのでしょう。槍ヶ岳は難易度が高く、小学生が登るにはかなりの危険を伴います。現場では安全に配慮していたのでしょうが、皇太子さま、秋篠宮さまに次ぐ皇位継承者の悠仁さまに、万が一のことがあったとしたら……」

 

悠仁さまにとって小学生最後の夏休み――思い出づくりというにはあまりに過酷な登山を、なぜ敢行されたのだろうか。皇室担当記者はこう話す。

 

「眞子さまのご結婚延期問題を巡って、秋篠宮家がギクシャクしているのは間違いありません。槍ヶ岳に加えて広島の平和記念公園や山梨の河口湖にも、紀子さまおひとりで悠仁さまをお連れになっています。紀子さまは、将来は天皇になられる悠仁さまをご立派にたくましくお育てになりたいと、焦りを感じていらっしゃるのです」

 

前出の宮内庁関係者も、紀子さまが敢行された“スパルタ教育”の意図をこう説明する。

 

「お茶の水女子大学附属小6年生の悠仁さまは、昨年度から始まった『提携校進学』という制度で筑波大学附属中に進学するとみられています。実は筑附小の6年生はみんな、標高2,580mの八ヶ岳・三ツ頭へ登頂するのです。紀子さまには、同級生になる生徒たち以上に過酷な登山を経験し、悠仁さまに胸を張って入学してほしいとのお考えをお持ちだったのでしょう」

 

槍ヶ岳登頂という試練も、将来への第一歩――。新学期を迎える日、悠仁さまは自信に満ちたご表情で登校されるはずだ。