映画『トウキョウソナタ』がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員特別賞を日本映画で初めて受賞し、記者会見を5日都内で行った。会見には、同作に出演する香川照之(42)、小泉今日子(42)、小柳友(19)、黒澤清監督(52)が出席した。同作は家族のつながりをテーマに現代日本の家族の姿を描いたストーリー。上映後、香川は「何度かカンヌには参加しているが、こんなに拍手を受けたことはなかった」と手ごたえを感じた様子だった。また、繊細な演技を絶賛された小泉は「怖くなったというか、身の引き締まる思いです」と語った。同作は、9月に全国公開されるが、フランス、韓国など海外での上映も決定している。
(撮影・柴田悟)