13日、東京・千代田区の一ツ橋ホールで映画『岳』特別試写会が行われた。舞台挨拶には、
俳優の小栗旬(28)、女優の長澤まさみ(23)、片山修監督(46)、が登場した。物語は、現在も日本アルプスを舞台に、山を愛する主人公が山岳救助ボランティアとして仲間と共に登山者の命を守る姿を描いたものとなっている。当初に予定されていた完成披露試写会が震災の影響で中止となり、初お披露目となったことを受けて小栗は「今日、改めてこうしてみなさんにお見せできる機会ができて、ありがたく思います」と挨拶し、「この作品が前向きなひとつの力になるような、みなさんが誰かに元気をあげたいと思えるような作品になったらいいなと思います」力強く語った。長澤は、役作りのために「髪の毛を30センチくらい切った」と語り、「クライミングをしたり、監督と3人で登山をしたり、トレーニングを積んだ」撮影を振り返っていた。小栗は、長澤の印象について「8年前に仲の良い関係を築けたと思っていたが、それから8年の間にどんどんよそよそしくなってきた。でも、久しぶりに『岳』のトレーニングでお会いしたら、普通に喋ってくれ、良かったなと思った」と笑いを誘っていた。(撮影:加治屋誠)

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