脚本家の橋田壽賀子(86)から日本人の心に響くテレビ番組や関係者に贈られる第19回橋田賞の授賞式が10日、都内のホテルで行われた。授賞式には大賞を受賞したTBS系ドラマ『99年の愛~JAPANESE AMERICANS~』に主演したSMAPの草なぎ剛(36)や女優の仲間由紀恵(31)らが登場した。草なぎは受賞のスピーチで感激の涙を流しながら「血はつながっていないけど、このドラマで共演者のみんなと本当の家族のようになれた。被災地で苦しんでいる方々も多いが、人はそばにいる人の力で必ず元気になれる」と涙を流しながら、声を詰まらせ語った。仲間も草なぎにティッシュを渡すと、「血はつながっていなくても、人と人との強いつながりで生きていけるという素晴らしい絆を教えてもらった。こういう作品を見て、元気を取り戻して、またみんなで頑張っていければと思います」と被災地へエールを送った。新人賞は、昨年のNHK『ゲゲゲの女房』で夫婦役を演じた松下奈緒(26)、向井理(29)がともに受賞した。向井は「賞をもらうのは嬉しいですが、名前が出るのは松下さんや僕だけ。ほかの共演者の方や裏で支えてくれたスタッフ、観てくださった方がいたからこその賞だと思います」と語った。(撮影:横山孝行)

関連カテゴリー: