「仕事が好きだけど、それが明日なくなっても別にいいっていう気持ちもあるの」(※1)とアイドルらしからぬトンガリ発言を残してきた小泉今日子(46)。’82年のデビューから3月21日で30周年を迎える彼女は、16歳から私たちを魅了し続ける現役のスーパーアイドル。彼女の魅力はどこにあるのだろう。『キョンキョン伝説5』と題し、過去の発言からたどってみた。
【伝説1】媚びない&カリアゲショートな新アイドル
「最初にショートヘアにしたのは、自分の決断。芸能界って面白くないから実家に帰ろうと思ったときに、このまま帰るのは負け犬みたいだなと。その前に何か自分らしいことをしてから正々堂々と帰れば、家族も友達も認めてくれるんじゃないかと思ったんです。その当時、アイドルってみんな同じ髪形だったでしょう。『もうやめるんだから関係ないや』ってばっさり」(※2)
【伝説2】芸能界&お金に執着なし
「芸能人でいることは好きなんですけどね、芸能界が苦手ですね」(※3)「(40代の今も)言っていますね。『あんまり働いていないから減給してくれって』。10代、20代はお金を持っているだけで怖いというか、お金が入ってくることで友達や家族と価値観が変わっていくのが嫌だった。欲しいものも、せいぜい洋服ぐらいだったし。だったら、ないほうが楽じゃないか」(※4)
【伝説3】吉本ばななや太宰治など、ブームの火付け役に
「自分から『次はこれだわ』なんて探してるわけじゃなくて、いいものだから私が言わなくてもブームになるに決まってるの」(※5)
【伝説4】同世代女性の星に!
「確かに発言とかも同世代にしか向けてないかも。同世代は引き受けた! という感じはあります。私ももうおばちゃんですからねえ〜」(※6)「目指すのは中年の星です!」(※7)
【伝説5】加齢が楽しみ!
「年を取ったからこそ、いいことっていっぱいあってけっこう楽しいんです。若い子を見ると、きらきらして眩しいけれども、この頬骨が出せるかとか、生きてきた分だけ皺があるんだよとか」(※8)「いいお墓持ってる人がいたら結婚するかもしれないです。『このお墓に入りたい』って(笑)」(※9)
注釈1『ザ•テレビジョン』’93年12月3日。2『25ans』’02年9月。3『UNO』’97年6月。4『AERA』’08年9月22日。5『SPA!』’99年6月30日。6『ミュージック・マガジン』’11年3月。7『AERA』’08年9月22日。8『クロワッサン』’09年8月25日。9『anan』’12月1月11日。