「最近の芸能界は、とにかくスキャンダルが多い。その分、CM業界でもなるべくリスクを避けようとするため、“安定志向”の著名人を起用する動きが目立ってきています」

そう語るのは、大手広告代理店関係者だ。本誌はこの関係者から大手広告代理店が作成したCMギャラリストを独占入手。そこには今年前半と後半のCMギャラが並んでいる。

価格は実際に有名人本人のもとに渡る額ではなく、あくまで広告代理店がクライアント企業と交渉する際に基準として用いられるものだ。しかし、そこには今期の波乱に満ちた芸能界の事情が如実に表れていた。

安定株有名人にオファーが流れているという今期のCM業界。そんななかで“なぜか”価格を下げない人物がいた。前出の大手広告代理店関係者はこう驚きの声をあげる。

「生活保護問題で話題の河本準一さんは絶望的ですね。彼をホームページから削除しているホンダがどう出るかが注目ですが、新規開拓は望めそうにありません。にもかかわらず、所属事務所から出た価格は据え置きの2千万円。子役で人気の鈴木福くんの2倍です。何を考えているのでしょうか」

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