花柄のレースをあしらった半袖のウエディングドレスを身にまとった宇多田ヒカル(31)と、イタリア人のフランチェスコ・カリアーノさん(23)との結婚式は、イタリアの現地時間で5月23日の正午過ぎから執り行われた。

「新婦の宇多田さんが教会の聖堂に入るときは、実父の照實(てるざね)さんにエスコートされ、バージンロードを歩みました」(式の列席者のひとり)

 挙式に列席したのは約50人。そのうち日本人は、父・照實氏のほかは、男性2人に女性2人だけ。教会の出入りでは、ガードマンが、和傘をさし彼女を撮れないようにするなど、現場では取材陣への厳戒態勢が敷かれていた。

「15日に、イタリア入りした2人ですが、マスコミ陣から隠れるように、豪華ホテルに籠っていました。そのホテルは、敷地の入口から建物まで数百メートル離れていて、門の外もオリーブ畑が続く“陸の孤島”のような場所です。宇多田さんと彼は、昼の間は、ここで過ごして、たまに外出するときは、スモークガラスで中が見えないようにした黒いベンツのワンボックスカーでガードマンと一緒に外出していました」(地元紙記者)

 ライスシャワーの祝福を受けた後、今度は披露宴に出席するため、父・照實氏とともにサンロレンツォ修道院に向かった宇多田。披露宴がお開きとなったのは午後10時。修道院ではフィナーレの花火が打ち上げられた。

「挙式後、2人はロンドンに戻るそうです。家族には打ち明けているそうですが、バーテンダーを辞めたフランチェスコさんは、イタリア料理店をロンドンで開く予定だそうです。もちろん開店資金などは、奥さんの宇多田さんが出すことになると思います」

 これからは、イタリア料理店のマダムとして――宇多田はロンドンでの新婚生活に早くも夢を膨らませている。

「挙式や披露宴の会場では、母(故・藤圭子)の遺影などが飾られている様子はありませんでした。でも、挙式が行われた教会で宇多田さんは、“お母さん、私は幸せになります”と固く誓ったそうです」(前出・式の参列者のひとり)

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