突然、胸の痛みと息苦しさを訴えた渡哲也(73)。妻・俊子さん(72)が熱を測ると、体温計は38.8度を示していた。嘔吐感もあったため、すぐに俊子さんは夫を連れて病院に向かったという――。

俳優・渡哲也が急性心筋梗塞のために緊急入院していたことが明かされたのは7月17日だった。

「7月17日は、故・石原裕次郎さんの命日です。毎年、横浜市の総持寺で法要が営まれますが、この日、渡さんの姿はありませんでした。法要終了後に彼の病気のことが明かされました。入院した6月10日、すぐにカテーテル手術を受けたそうです。入院期間は7月11日までの31日間でした」(芸能関係者)

「奥さんの適切な判断が渡さんの命を守ったといえますね」と語るのは、渡が入院していた病院の関係者。

「まさに早期発見・治療でしたので、手術は1時間30分ほどで成功しました。CCU(心臓血管疾患集中治療室)では早期リハビリが開始され、数日後に一般病棟に移ることができました。渡さんの奥さんは1カ月、病室に泊まり込みで看病していましたね」

渡が俊子夫人とハワイで2人だけの結婚式を挙げたのは’71年3月のこと。2人はもともと青山学院大学の同窓生、大恋愛の末に結ばれた2人だったが、順風満帆とはいえなかった。結婚生活も44年になるが、その間に渡は何度も病魔に襲われているのだ。結婚翌年の’72年7月、渡が東映京都撮影所でのテレビドラマ撮影中に高熱を出して、京都大学附属病院に運び込まれたこともあった。

「精密検査の結果、胸膜炎と診断され、俊子さんの伯父が院長を務めていた都内の病院に転院。入院生活は2カ月に及びました」(前出・映画関係者)

その後も何度か入院を経験したが、結婚から20年後の’91年には直腸がんが発見される。

「がんのことは、まず俊子さんに伝えられました。大手術が必要なこと、場合によっては人工肛門になること……。俊子さんは渡さんに伝えるべきか悩みました。しかし“主人に嘘はつけない”と決断したのです」(渡夫妻の知人)

 まるで看護に明け暮れていたようにも思える俊子さんの結婚生活だが、現在も渡のリハビリのフォローに尽力しているという。前出の渡夫妻の知人は言う。

「渡さんの退院前から、俊子さんは自宅にリハビリ用のマシンを運び入れていました。室内ランニングやウォーキング用のトレッドミルや、自転車のようにペダルを踏んで運動するマシンなどですね。マシンを使用する運動のほかにも、階段の昇り降りもリハビリになりますが、俊子さんはいつも付き添っているのです」

 俳優復帰に向け、夫婦二人三脚の闘いは続いている。

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