image

来春のNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』の主役に抜擢された有村架純(23)。ブレイクのきっかけとなった朝ドラ『あまちゃん』でヒロイン役を逃してから3年、みごと雪辱を果たしたのだ。

 

14年5月18日掲載のWEB女性自身記事「有村架純 血まみれでも平然…天使の笑顔に秘めたド根性時代」で報じたように、有村はこれまでも持ち前の根性で夢をかなえてきた。中学1年生のときに両親が離婚。母親の女手ひとつで育てられた彼女は、高校に入ると週6でバイトを開始。そのかたわら芸能事務所のオーディションを勝ち抜き、高2の冬に上京したという。当時から有村を支えていたのは、彼女の母だった。

 

「自分がやりたいことがあるなら思い切りやりなさい。たとえ辛くても、頑張っていればいつか花は咲くから――」

 

そんな母の教えを貫き、今回、朝ドラヒロインの座を勝ち取った有村。そして奇しくも母もまた夢を実現させていた。今年4月、関西で日本酒バルをオープンしたのだ。

 

「オープンからまだ3カ月ですが、夜8時には満席になってしまうので、予約しておかないと入れないほど。行列ができんばかりの人気店です」(近所の住人)

 

店内は座敷席3つと6人座れるカウンターがあり25人ほどが入れる広さ。その奥で忙しく料理を作る40代と思しき美人女性がいた。ゆるくパーマのかかった茶色い髪にキレイな顔立ち。彼女こそ、有村の母だった。

 

「うちは母子家庭で、2人の娘を会社員として働きながら育ててきました。その子育てがひと段落。そこで自分が本当にやりたいことを考えたとき、人と直接触れ合う仕事がいちばん好きだなと気づいたんです。架純からも『お母さんは会社勤めより自分で独立してやりたいことをやっていくほうが向いている気がする』とよく言われていましたね」

 

だが店内を見回してみても、有村架純の名前はない。そのことを聞くと母はこう語った。

 

「たしかに私は有村架純の母ですが、娘と店は関係ありません。そこは混同させたくないんです。ですので、取材していただくなら店の話をメインでお願いします(笑)」

 

自分の力だけでお店を切り盛りする母。日本酒は日本全国から100種類お取り寄せしているだけあって、どれもかなり美味しい!母の手作り料理も燻製のポテトサラダや飛びっこ入り出し巻きなど、とても素人とは思えない味付けだ。

 

「いつも朝10時から仕込みを初めて、帰るのは深夜1時すぎ。たいへんですけど、今はとにかくお店を続けることで精いっぱいですね」

 

そう笑う母の顔は、とても楽しそうだった。好きなことをひたすら頑張る。そんな有村家の“家訓”ともいえる姿勢が、そこにあった。

 

「架純も朝ドラヒロインのプレッシャーもあると思います。でも大きなチャンスをいただいたわけですから、しっかり生かして飛躍につなげてくれたらと思っています」

関連カテゴリー:
関連タグ: