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10月8日、テレビドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第1話が放送され、平均視聴率14.2%と好調なスタートを切った。これは“月9”として親しまれる同枠でも昨年の『コード・ブルー シーズン3』に次ぐ高い数字だ。

 

アメリカで放送され、日本にも根強いファンを持つ大人気シリーズをリメイクした本作。織田裕二(50)が10年ぶりに主演。さらに出世作となった『東京ラブストーリー』以来27年ぶりに鈴木保奈美(52)との共演など、放送前から高い注目度を集めていた。

 

そんななか、ひそかに注目を集めている人物がいる。それは織田のライバル弁護士・蟹江役を演じている小手伸也(45)だ。織田演じる甲斐と出世争いをするひねくれ者だけど、どこか憎めない役どころ。アメリカ版でも人気の高いキャラクターだが、《小手さんが演じてくれてよかった!》《小手さん見たさで毎週見てしまう》とすでにファンからの評判も上々だ。

 

小手が月9に出演するのは実はこれで2度目。初めての出演となったのは長澤まさみ(31)主演で今年4月より放送された『コンフィデンスマンJP』。小手は同作で長澤演じるダー子の詐欺師仲間・五十嵐を熱演。最初はサポート役的な出演だったが、そのコミカルな演技が評判を呼び、最終的にはほぼメインキャストの一人になるという異例の出世を果たしていた。

 

小手が最初に注目を集めたのは、2016年に放送された大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)での塙団右衛門役。自己主張の強い傍若無人な浪人役を好演した。経験も豊富で学生時代から演劇活動を開始し、野田秀樹(62)、三谷幸喜(57)ら日本を代表する劇作家の作品にも出演するなど舞台を中心に活躍してきた実力派俳優だ。また自ら劇団を主宰し戯曲の執筆や、歴史にも詳しく古事記の解説動画をアップするなど多彩な一面も持ち合わせている才人でもある。今最も注目を集めるバイプレーヤーの1人だ。

 

「前回の月9では小手さん見たさで見るというファンも数多くいたほどの人気ぶりでした。演技の幅も広く、コミカルなものからシリアスなものまで何でも演じることができるのでオファーがますます増えるでしょう。また深く重みのある声を活かして7月クールの『ハゲタカ』(テレビ朝日系)ではナレーションを担当するなど、活躍の場をどんどん広げています」(テレビ制作会社関係者)

 

小手伸也、この名前を日本中が覚える日はすぐそこかもしれない――。

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