順風満帆に見える米倉だが、独立から7カ月が過ぎ、“不安の種”も徐々に芽を出し始めていた。

 

「米倉さんが出演している携帯電話会社のCMに“ナレーターの声がうるさい”とクレームが殺到。また『新聞記者』も制作陣が題材となる当事者の意向を無視して強引に進めていたことが報じられ、放送前から“いわくつき”の作品となってしまいました」(テレビ局関係者)

 

思わぬ災難だけでなく、米倉自身も“理想とのギャップ”に苦しんでいるという。

 

「米倉さんが前事務所時代に主演を務めた舞台『シカゴ』がブロードウェイでも上演され成功したことで、彼女は“世界で通用する女優”を目指すように。独立後は、しばらく渡米してミュージカルの勉強やハリウッド進出を目指し、アクションも本格的に始める予定だったそうです。しかし、コロナ禍でその計画もすべて白紙になってしまいました」(舞台関係者)

 

また個人事務所の“社長”としても苦悩を抱えているようだ。米倉は『婦人公論』11月10日号でこう語っていた。

 

《これからは自ら会社を運営していかなければいけません。人事も人任せにはできないし、スタッフのお給料や事務所の家賃、経費のことも考えなくては》

 

理想と現実の狭間で悩む米倉。そこで彼女は“代表作”への帰還を決断していた。

 

「来年10月クールに米倉さん主演で『ドクターX』(テレビ朝日系)を放送する方向で話が進んでいるそうです。まさか再び米倉さんが大門未知子を演じるとは驚きです……」(テレビ朝日関係者)

 

次ページ >降板への叫び「同じ仕事をしていては意味がない!」

【関連画像】

関連カテゴリー: