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(写真・神奈川新聞社)

日本三大船祭りの一つで、国の重要無形民俗文化財に指定される「貴船まつり」が27日、神奈川県真鶴町の真鶴港周辺で始まった。昨年は天候不順の影響で見合わせた、ハイライトとなる海上渡御が2年ぶりに実施された。

 

午前11時半ごろ、飾り付けされた小早船、囃子(はやし)船、櫂伝馬、神輿(みこし)を乗せる神輿船などが港を出発。対岸の貴船神社で神輿を出迎え、再び港へと戻ると、仮の休みどころに安置。鹿島踊りなども披露された。櫂伝馬のこぎ手として参加した松沢小次郎さん(79)は「風に乗って、お客さんの声が聞こえてきた。気持ち良いね」と声を弾ませていた。

 

最終日となる28日には花山車などが町内を巡る。また、再び海上渡御を行い、同神社へ神輿を戻す。

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