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(写真・神奈川新聞社)

 

覚せい剤取締法違反の罪で執行猶予付き有罪判決が確定した細川慎一氏(42)の議員資格を巡り、黒岩祐治知事は20日、葉山町議会による除名処分は適法として細川氏の不服申し立てを棄却した。

 

町議会は、細川氏が会派室での覚醒剤使用を認めた議会内での言動が「議会の品位と尊厳を著しく損なう」などとして7月、地方自治法に基づく除名処分を全会一致で可決。細川氏は同25日付で失職したが、この処分を不服とし、「会派室は議場外であり懲罰の対象にならない」などと知事に審査を申し立てていた。

 

審決書では「(会派室は)議員が議員としての権限として利用が認められる場所で、議場に隣接し物理的に一体の構造物」などと指摘。その上で、会派室で犯罪行為をしたことに対し「議会の品位と名誉を公的に大いに毀損(きそん)したことは容易に想像がつく」などとして、除名処分を適法と結論付けた。

 

知事の審決を受け、町議会の近藤昇一議長は「知事の審決結果は当然で、妥当な判断だ」と話した。細川氏は代理人を通じ「現時点でコメントできない」としている。知事の審決または議会の処分について取り消しを求める場合は、6カ月以内に横浜地裁に提訴できる。