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(写真 神奈川新聞)

 

出港に先立ち、ピースボートは横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナルで会見を開いた。ICANの国際運営委員を務めるピースボートの川崎哲共同代表(49)は「メダルを見れば感激する。世界中の人にこの重みを感じてもらい、核兵器をなくす運動の一員として行動してもらえれば」と期待した。

 

今回の船旅には被爆者2人と被爆2世1人が参加。1歳の時に長崎で被爆した倉守照美さん(74)は「ICANの受賞は被爆者にとっても大きな励みになった。被爆者の力で核なき世界へ発信したい」と意気込んだ。3歳の時に広島で被爆した上田紘治さん(76)は「一人でも多くの人に被爆の実相への理解を深めてもらうことが、平和につながる一番の道だ」と力を込めた。

 

川崎共同代表は、日本政府が核兵器禁止条約に参加しない考えを貫いていることに対して「これから世界各国で条約への署名や批准をしようという運動をしようとしているのに、『お前たちのところはどうなのか』と問われる。大変恥ずかしい状況だ」と述べた。その上で、世界で唯一の戦争被爆国である日本として一刻も早く条約に参加すべきと政府や国会議員に働き掛ける考えを示した。

 

ピースボートがチャーターした客船「オーシャンドリーム」(3万5265トン)には約千人が乗船。106日間かけて22カ国25寄港地を巡り被爆者証言会などを開く。8月21日に帰港する予定。