卓球の日本リーグ男子2部・琉球アスティーダに、2016年のリオデジャネイロ五輪台湾代表の江宏傑(ジャン・ホンジェ)が新加入したことが5日までに分かった。1部昇格を掲げる琉球は江の加入で昇格と1部定着を目指す。江は16年9月、ロンドン、リオ両五輪団体メダリストの福原愛と結婚した。来年秋に発足を予定する国内新リーグ「Tリーグ」に向けたチーム強化を目的に、江は琉球と6月1日から2年間の契約を結んだ。
6月の日本リーグからの出場を目指し、調整を進めている。大会参加を前に、5月中旬には東京都内で記者会見も予定。実業団に所属していない選手で日本リーグに参加が可能なのは、1部、2部を通じてクラブチームの琉球か大学の選手のみ。江の加入は来年秋に始まる「Tリーグ」のうち、トップ選手が集まるT1(1部)リーグを見据えた取り組みの先駆けとなる。江の台湾文化大学時代の最高成績は09年のユニバーシアードS1位で、社会人以降の最高成績は16年のハンガリーオープンS3位。
琉球のメーンスポンサーのピーチアビエーションは江の出身地である台湾と沖縄県内との発着便が多く、両地域の発展を目指してスポンサー料を増加。今回の契約に結び付いた。
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