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◇ホントは甘えたいお兄ちゃんのココロ

 

母になった当初、子育てをする上で気をつけたいと思うことが沢山あった。

 

その中の1つは、「早く」と子どもを急かさないこと。

大人の都合に合わせて「早く」と子どもを急かすのは良いことではないと思っていたから。

 

2児の母になり3年。

 

今や毎朝のように「早く」と急かす私がいる。

 

保育園へ向かう時間、最近は出発前に必ずどちらかがグズグズ…

「この靴は嫌!」

「トイレ〜」

などなど…

 

余裕を持って早く起きているつもりだけれど、やっぱり間に合わない日々。

仕事の時間に遅れてはいけないとハラハラしだして、さらにはイライラ。

毎朝怒りん坊のお母ちゃんです。

 

先日あった登園前の出来事。

間もなく3歳の娘を左手で抱きながら、右手では「ママと手をつなぐー」とグズグズ半泣き状態の2歳年上の息子の手を引きながら歩いていた。

 

重くなった娘を抱き直すために、しょうがなく息子の手を離す私。

すると今度は息子がグズグズ…。

そして私はイライラ…。

 

でも次第に、本当は私に抱いてほしいであろう息子が我慢してついてくる姿が愛おしくなり、何も言わず息子の頭をなでた。

 

その夜、「朝泣いたねー」と、朝の思い出を振り返る私たち。

息子が「でもさ、ママ、僕の頭のこうやってヨシヨシしたよね」と言ってきた。

とても嬉しそうに…。

 

ほんの一瞬の出来事を息子が覚えていたことに驚くと共に、胸が熱くなった。

気をつけていても、どうしても下の子に手がかかってしまう。

そんな時、上の子への愛情表現はとても必要なことだと痛感した。

 

聞き分けが良くなっても、お兄ちゃんになってきても、まだまだ甘えたい気持ちは沢山。

 

左手で娘。右手で息子。

 

ママは分割できないけれど、たくさんの愛を注ぎたいと思った出来事でした。

 

(えくぼママライター haremama)

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