image

大英博物館に収蔵された「耀変玳玻天目(茶碗)」(左)と「碧海油滴天目茶碗」(石垣焼窯元提供)

 

【石垣】世界最大級の博物館である英国の大英博物館にこのほど、沖縄県石垣市名蔵の石垣焼窯元当主の金子晴彦さん(56)が制作した「耀変玳玻(ようへんてんぴ)天目(茶碗)」と「碧海油滴(へきかいゆてき)天目茶碗」が収蔵された。同博物館に作品が収蔵された県内の陶芸家は、名護市の仲村勇さんに続き2人目。

 

「耀変―」は2010年に制作した作品で、器に宝石をちりばめたように光を受けると虹色の光彩を放つ。「碧海―」は千年前の技法を再現したうわぐすりを使用した作品で、鉄本来の風合いがにじみ出ているのが特徴だ。

 

両作品ともガラスと陶器を融合させることで、沖縄の海を表現した鮮やかなグラデーションの青色が器の底で輝いている。9月20日に収蔵された。

 

大英博物館への収蔵が「夢だった」という金子さんは「非常に名誉なこと。世界中から訪れる来館者に、石垣島や八重山をPRすることができる」と喜びを語った。

 

「陶器とガラスを融合させた点などが評価されたと思う。新たなジャンルを切り開き、さらに良いものを作りたい」と表情を引き締め、創作意欲を燃やした。