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手前の黒い車。この「UBER」マークのステッカーを貼っているのが目印です

 

初めて訪れる海外や土地勘のない場所の移動に不安はつきもの。行き先は分かっていても発音が通じるか。回り道をされて料金をごまかされないか

 

▼配車アプリのUber(ウーバー)はそんな時に重宝する。スマホにアプリをインストールし、名前やクレジットカード番号を登録すれば、GPSを使った送迎サービスを利用できる。運転手の顔や名前、大まかな料金も事前に分かる。車内の会話も楽しみの一つだ

 

▼タクシー大手の第一交通産業が外国人観光客の利便性を高めるため、ウーバーとの提携を協議中という。県ハイヤー・タクシー協会もタブレット端末を使った多言語通訳、電子決済を検討中だ。訪れる側のニーズに合ったサービスに期待が膨らむ

 

▼一方、地元客にとっても空港などでの客待ちの渋滞や、流しのタクシーがつかまらないのは悩ましい。マナーの悪い運転手に会った日はげんなりする。テクノロジーの力をそんな課題の解決にもつなげられないか

 

▼観光客だけでなく、お年寄りや障がいのある人など、誰もが、いつでも、利用しやすい、ユニバーサルデザインのまちづくりの中で交通機関を考えれば、街も人も明るくなるはずだ

 

▼ウーバーの乗客は降車後、「おしゃべりが楽しかった」「安全運転だった」など、運転手に星を付けることができる。沖縄ならではの安心とチムグクルの星が輝くといい。

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